2013年9月期第1四半期決算発表 | 広報&IR担当のオフィシャルブログ

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本日、2013年9月期第1四半期の決算発表を行いました。

17時半から開催した機関投資家・アナリスト向け決算説明会について

こちらでダイジェストをお送りします。


2013年9月期第1四半期は、売上高408億円、営業利益15億円、
当期純利益32億円となりました。

このたび、四半期の連結売上高で初めて400億円を超えております。

また、CM、交通広告をはじめとするAmebaスマホの大規模
プロモーション(29.5億)を実施したため、営業利益は15億円となりました。




特別利益は63億円となりましたが、このうち60億円は、連結子会社Cygamesの株式を
一部、株式会社ディー・エヌ・エーに売却した関係会社株式の売却益です。

また、特別損失は一部不採算事業の減損損失によるものとなっております。



また、2年前から経営資源を寄せて伸ばしてきたスマートフォン売上高は
201億円と、フィーチャーフォンからスマートフォンへシフトする機会を捉え
全体売上高の半分にまで成長しています。広告と課金はほぼ半々の割合です。


連結役職員数は、2,561名。
そのうち、エンジニア、クリエイターなどの専門職は、44.8%
内製でスマートフォンのサービスを作っているため、
彼らが競争力の源泉になっています。

また、2013年4月には319名の新入社員の受け入れを予定しています。


2013年9月期の業績予想は、売上高1,700億円、営業利益100億円、
経常利益100億円、当期純利益120億円と発表いたしました。


今期の業績予想は、FX事業の売却やAmebaへの戦略的投資により
一時的に減益にて発表しておりますが、
来期以降に向けた仕込みの年と位置付けています。



1) 2013年1Qに、戦略的にAmebaスマホのプロモーション費用を約30億円使ったことで
一時的に営業利益が下がりましたが、この規模のCMを今後実施する予定はありません。

2) 2013年2Q以降、営業利益は改善する見込みですが、
FX事業が2月で連結を外れるため、業績予想は保守的に算出しています。

また、本日決算発表と同時に適時開示をいたしましたが、
50億円を上限に自己株式の取得を行う予定です。

上場来、これまでに自己株式の取得は3回実施し、累計45億円取得しております。


続いて、事業毎の説明について。

まずは、インターネット広告事業です。




インターネット広告事業の売上高は、188億円と過去最高の売上高を更新しました。

スマートフォン広告に特化したSEM事業子会社として株式会社CyberSSを設立するなど、
スマートフォン広告を中心に再強化していきます。



続いて、SAPその他メディア事業です。

売上高は157億円、前年同四半期比2.1倍の増収となり、
過去最高の売上高を更新いたしました。

この大半を占めるSAP事業のスマートフォン比率は72%と、
スマートフォンゲームへのシフトが進んでいるほか、
海外の売上高も29億円と国内外ともに好調です。


尚、FX事業は事業再編により、ヤフー株式会社に210億円で売却し、
2月1日より連結対象外となります。


Ameba事業です。

11/16からAmebaスマホの大規模プロモーションを実施するなど、
スマートフォン向けサービスに投資をした四半期でした。

30億円のCMは、結果としてまずは合格点だと考えています。

スマートフォン向けコミュニティ&ゲーム SNS「Ameba」は、
1月末時点の会員数655万人、PV133億PV、MAU348万人の着地を
予想しています。

(MAUとは、Amebaスマホに月1回以上ログインした会員数です)



以前から課題としていた男性会員比率の向上は、
新規会員における男性比率が44%となり、
CMで成果が得られたと考えています。


今回、スマートフォン向けサービスのCMを実施するにあたり、
他社との差別化を図るために『コミュニティ&ゲーム
』を訴求し
「スマホで遊ぶならAmeba」の浸透を目指しました。

思い切った短期投資をしたことでAmeba=アメーバピグ・ブログという印象だったところから
スマホに力を入れていることが伝わったのではと考えています。


売上高は、フィーチャーフォンからスマートフォンへの移行期間のため、
伸び悩んでいるように見えるかもしれませんが、今後はさらに
スマートフォンが拡大すると見ています。


スマートフォンのスペンド額について、
前回の決算時に、2013年3月までに月次のスペンド額 10億を
目標としているとお伝えしましたが、
大幅に前倒しして、1月には月次のスペンド額 10億を超える見込みです。

現在、月次スペンド額 1億超のゲームタイトルは3本となっております。


2月にも、前回ほどの規模ではありませんが、
伸びてきたゲームタイトルのCMを実施する予定です。



今後の方針


■Ameba事業

スマホで事業を拡大する土台ができたため、当四半期を底に
収益共に右肩上がりで伸ばしていけると考えています。

■インターネット広告事業

10月よりインターネット広告事業再強化を掲げ、スマートフォン広告を中心に注力します。

■SAP事業

神撃のバハムートなどのヒットタイトルを中心に伸ばす一方で、
新たなヒットタイトルの創出を目指してまいります。

中長期には、Amebaスマホを中核事業に育て、さらなる高収益企業を目指してまいります。



尚、決算説明会の動画を当社IRサイトにてアップしました。
IRサイト http://www.cyberagent.co.jp/ir/
決算動画 http://www.irwebcasting.com/20130131/3/index.html 

決算情報も含めTwitter等でお知らせしています。
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~関連リンク~
2013年9月期第1四半期決算説明会資料(PDF)

2013年9月期第1四半期決算短信(PDF)