本日の広報ブログは、海外拠点から!
ベンチャーキャピタル事業の子会社 サイバーエージェント・ベンチャーズ ジャカルタ事務所から、
現地の様子をお届けします
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Siang!
Apa Kabar Semua?
Nama Saya Taka.
サイバーエージェント・ベンチャーズ ジャカルタ事務所代表の鈴木です。
(写真左)
自己紹介代わりに、Tech Waveに取り上げていただいた際の記事を。
http://techwave.jp/archives/51730693.html
今日は、インドネシアの状況を簡単に紹介したいと思います
そもそもジャカルタって??と言う方のために。
インドネシアの首都がジャカルタです。
ちなみに皆さんが大好きなビーチリゾートのバリ島もインドネシアにあります。
またインドネシアは非常に親日家が多く暮らしやすい国です。
<インドネシアの基本情報>
正式名称はインドネシア共和国。
人口は約2億3千万人と日本の約2倍の人口です。
面積は、東西に長く日本の約5倍。
島の数は1万3千を超えるとの事。ただし正確な島の数は政府も把握できていないそうです。
公用語は、インドネシア語です。
インドネシアは、赤道直下の熱帯性気候のため、乾季と雨季の二つの季節があります。
雨季は午後になるとスコールが降ります。
スコールが降ると本当に最悪で、ジャカルタの主要道路すら簡単に冠水し、大渋滞を引き起こします。
普段は30分で着く所も、雨と渋滞で2時間近く掛かる事も…
また年中30度を超える非常に暑い日が続きます
ただ東京の夏ほど暑くはないです。
宗教は、87%がイスラム教です。
1日に何回かお祈りの時間があって、時間になると街の至る所からアザーン
(イスラム教における礼拝への呼びかけ)が大音量で流れます。
私の住んでいるマンションの近くにもイスラム教の寺院が2つあり、
毎朝4時のアザーンの時間に必ず目が覚めます…
続いてインドネシアのインターネット事情に関して紹介いたします。
<インドネシアのインターネット事情>
まずはじめに…
インドネシアには統計データというものがほぼ存在しません。
例えばオンラインゲーム市場は●●億円市場なのか?というのに関しても
信ぴょう性のあるデータを揃えるのが現状だと難しい状況です。
ですので、今回は一般的なインターネットの普及状況などを紹介します。
Penn Olsonの記事より
http://www.penn-olson.com/2011/11/01/indonesia-smu-infographic/
このインフォグラフをご覧いただければ、インドネシアのインターネットの状況が分かるかと思います。
インターネット人口は2011年で8,000万人、2013年には日本の人口を超えると言われています。
ただ、このインターネット人口にはモバイルメール等のネット通信も含まれています。
メール等を除いたインターネット人口は、約4,000万人強と言われており
インターネット普及率は、約20%となっています。
これは、他のアジア諸国と比較してみても圧倒的に低いです。
逆を言うと今後、一気に伸びて行くポテンシャルを秘めているマーケットであると言えます。
Facebookは、約4,350万人のユーザーが利用しています
ただほとんどのユーザーは、携帯電話からアクセスしてFacebookを利用しています。
1万円以下で販売されているNexianという低スペックの携帯電話にも
Facebookがプリインストールされており、通信料がパケット放題になっている等も影響して
ユーザー数が伸びているようです。
また、日本やアメリカのようにFacebookアプリやゲームで遊んでいる人もいますが
ごく少数で、基本的にはコミュニケーションのツールの一つとして利用しています。
インドネシア人は、日本人と比較しても自分のいる場所や食べた物を共有したい!
という文化があり、積極的にこれらの情報がポストされている状況です。
コミュニケーションが大好きな人間性のため、FacebookやTwitter等の
ソーシャルメディアが好まれるのでしょうね。
実際にECサイトや旅行サイト、レストラン情報サイト等も基本的にFacebookやTwitter等の
ソーシャルメディア対応がなされており、ソーシャルメディアの活用が進んでいる印象です。
続いてスマートフォンの普及状況を簡単に紹介したいと思います。
携帯電話の普及台数は、フィーチャーフォン含め全体で1億3~4千万台とも言われています。
その中でスマートフォンの普及は、約800万台くらい。
中でもBlackBerryが圧倒的なシェアを誇っておりますが、
その理由として一番大きいのがBlackBerryMessengerというチャットツールの存在です。
無料でユーザー同士、やり取りが出来るのが魅力です。
PCベースのサービスに関しても、ようやくECサービスが出始めている状況のため、
これから色々なビジネスが立ち上がっていくタイミングです。
まだまだ未整備なこの国だからこそ、物凄いポテンシャルを秘めている魅力的な市場となっています
と言っても非常に難易度が高い市場である事も事実なので、
私個人もインドネシアのインターネット市場の発展のために
ジャカルタ事務所の仲間と共にビジネス人生をかけて取り組みたいと思っています。
<おまけ>
ジャカルタにもバリ島並みに綺麗な海があります。
ジャカルタの港から約1時間で綺麗な海に行けるので、
インドネシアへ旅行に来られる際にはバリ島だけではなく
ジャカルタにも足を運んでみてはいかがでしょうか?