第7回離婚訴訟 その4 | アホ旦那との離婚戦争

アホ旦那との離婚戦争

不倫したアホ旦那が、不倫現場を押さえられたにも関わらず、その事実を隠して離婚請求してきました。そんな往生際の悪いアホから慰謝料を獲得するまでの記録です。

 ファイナルステージに立つ日…。

 その日は、快晴だったのを今でも覚えている。

 自宅の鏡の前に立って、スカートを履いてみたけれど、どうも私らしくない….。
スカートは苦手なのだ。

 寺島さんは「女性らしい服装で」と言っていたけれど、結局ネイビーのパンツスーツ姿で臨む事にした。

 寺島さんとは、裁判が始まる15分前に、裁判所の一階ロビーで待ち合わせである。

 約束の時間よりも、5分程早く着くと、寺島さんはすでにロビーのソファに座っていた。

 今日の寺島さんは、ホワイトのパンツスーツ姿である。

 合流した後、法廷へと向かった。

 扉を開けてビックリである!

 テレビドラマでよく観るセットそのもの…。

 まだ、アホ旦那やエリちゃんは到着していないらしい。

 寺島さんと私が着席した場所は、ドラマの裁判場面でいう弁護士が座る席である。刑事事件の場合は、弁護士の席の前のベンチのようなところに、被告人は座らされるが、こういうケースの場合は、弁護士の横に座るらしい…。
確かに私は、被告ではあるけれど、被告人ではない。

 席に着いて、寺島さんは書類を机の上に広げた。
私は別に出す物もないので、何となく周りを見渡していた。

 私達が席に着いて数分後、アホ旦那とひまわりバッジさんの入場である…。

 2人は、私達の向かい側、ドラマでいう検察側の席に座った。

 お久しぶりの対面だけれど、特にアホ旦那に対して何の感情もわかなかった。

 それから、間も無くして、エリちゃんと松岡君の登場である。

 初めて見る松岡君…。

 ネットの写真とは、少し雰囲気が違う。