和田の内々定獲得を祝うセレモニーが盛大に行われ、煮卵LINEも大いに盛り上がりを見せた昨夜だったが、またこの日も白熱した勝負が展開されていた。
それは、岸本が参加していた欅坂のアプリで行われていたイベントのレースである。
岸本は土生瑞穂さんというアイドルを推している。
どうやらアプリ内のイベントにおいて、その土生瑞穂さん推しの人同士がポイントを争っているようだ。
そして10位以内に入れば特典が手に入るというということらしい。
この日はそのイベントの最終日ということもあり、ポイント争いも非常に白熱していた。
この日の朝時点で8位だった岸本だったが、10位争いが最終日に激化。
イベント終了3時間前には10位にまで転落し、まさに特典争いの渦中にいた。
我々は急遽、岸本応援団を設置し、特に手助けできることはないので、とにかく応援した。
この緊張の3時間で、渡辺は筋トレをして応援に励んでいたようで、その結果をこのように報告してきた。
チェストブレス
80kg×3 65kg×4
インクラインベンチ
60kg×8+5
50kg×15+12+12
40kg×15+14+9
インクラインダンベルプレス
16kg×10+9+9+9
ケーブルクロス
11.25kg 限界まで
正直このメニューを共有されたところで何をしてよいか分からなかったが、煮卵LINEがここで止まってしまうのもかわいそうなので、和田も筋トレメニューを共有することにした。
パンカンパロスチームプレス
300kg×5
チョンジフンベンチ
540kg×22+5
2kg×27+20+20
ヘクサンボマカライトプレス
800g×20+19+198+3
ボヘミアンクロス
4452kg 限界まで
一連の存在しない筋トレメニューに続々とツッコミが入っているうちに、時刻はイベントの終了を示す0時となっていた。
21時から煮卵LINEに姿を現していなかった岸本が報告しにきた。
その結果ーーー何とか10位を死守。
岸本は特典を手に入れることに成功した。
連夜の煮卵快進撃に沸いた煮卵は、2日連続のセレモニーを開始。
おそらく日本で今最も勢いに乗っている団体を自称した。
-----2024年5月10日の私より-----
当時は本当に事あるごとに祝勝会だのセレモニーだので盛り上がっていましたね。
いまもその文化は続いていますが、集まって2人か3人ですね。
大人になるというということは感受性が弱くなるということなんでしょうか。
ただ煮卵が弱くなることはあり得ないので、違う理由だと思います。