【回想日記】2018年3月21日 第7回煮卵福島遠征最終夜 | 回想日記~リメイク~

回想日記~リメイク~

数年前の記憶を、SNSや手帳などのアイテムを利用して想起し、日記にしてしまおうという試み。非社会的組織『煮卵』オフィシャルブログ。
過去の記事をリメイクしてお届けしています。

この日、出先では早起きになる体質の和田は、川口と渡辺を起こして朝風呂に行くこととなっていた。
しかし和田、寝坊。

寝坊と言っても朝食の時間には間に合ったのだが、朝風呂には行けなかった。
和田と同部屋だった池田、山中は和田が起こしたため朝食に間に合うも、川口、渡辺の2人は朝食の時間になっても起きなかった。
フロントから部屋に電話をしてもらうことで、20分遅れで川口、渡辺が朝食の会場に到着。
その後の予定について話し合う。
帰りも鈍行で帰る予定だったので、チェックアウトと同時にレンタカーですぐに会津若松駅へと向かうことに。
朝食後、最後の入浴。
露天風呂に入っている川口、渡辺を内風呂から和田が覗いていると、突如ボディービル選手権が開催された。(主催渡辺)
まだ筋肉を和田に向けて見せつけるだけなら大した問題ではないのだが、最大の問題は、内風呂にも露天風呂にも他の客がいたことである。
渡辺の肉体を和田より遥かに近くで見せつけられる格好となった一般客の表情は見えなかったが、その背中が気まずさのオーラを醸し出していたことが印象的である。

こうした一連の非社会的活動を行ったあと、『露天風呂に大量に浮いていた蚊の死骸を掬いあげて風呂の外に出すチャリティーマッチ』を開催。
1分で20匹以上の蚊を掬いだした渡辺が優勝した。

そしてチェックアウト。

和田がチェックアウトを済ませている際、池田が駐車場へ向かうのを見ていたので、てっきり全員駐車場へ向かったのだと勘違いした和田が駐車場へ向かうと、車内にいたのは池田のみであった。
なかなか来ない3名に対して池田の怒りが頂点に達し、あいつら置いて帰ろうかなと言い出す始末。
しかし冷静に考えてあの3名はむしろその状況を喜びそうなので、ラインで急かしの連絡を入れて待つことに。

特に道中何が起こるわけでもなく、無事に車を返却し会津若松駅まで歩く。
道中、先頭を歩いていた山中が道を間違え、1人でどこかに行ってしまうのを遠く離れて見守る「はじめてのおつかい」ごっこが始まる。

そしていよいよ電車を待つだけだとなったとき、池田が衝撃の発言。
俺、新幹線で帰るわ
一連の煮卵の体たらくに疲れ切った池田がここで脱落。

郡山で池田は解散することとなった。

郡山までの車内では、だんご10兄弟ゲームが流行。
これは渡辺の祖母がハマっているというブラウザゲームなのだが、全員が特に何も話すことなく、たまに「その団子は意地悪だわー」などと他人からしたらやばい発言をしつつ1時間を過ごす。

郡山到着。ここで池田が解散。
コーヒーを飲みつつ電車を待ち、帰りの電車へと乗り込む。
ここで我々を待ち構えていたのは、決死の席取り合戦である。
座席数に対して利用人数が多く、朝の西武池袋線(池袋発)並の車内の混み具合であった。

そして最大の決戦は、宇都宮での乗り換えである。
明らかに座席数は利用人数に対して足りておらず、1時間30分以上に及ぶ区間を立ちっぱなしは地獄である。
さらに我々は人狼を行うことを計画していたため、ブロック席の確保が必須であった。
こうした条件を達成するため、我々は扉の最前列に陣取った。

渡辺も脅威のスコアを叩き出した上で、だんご10兄弟のゲームが終わったようだ。
先陣を切るのは、東京ダービーを制した和田である。

緊張の一瞬。

電車が宇都宮に到着。雪の宇都宮ダービーの開幕である。
しかしスタートと同時にアクシデント。ゲートが開かない。
しまった。ここが田舎だということを忘れていた。
電車の扉はボタンを押さないと開かない
和田、焦りと興奮でリアルに絶叫しながらゲートを開く。

後ろの客の失笑を感じながら、逃げるようにダッシュ。
全員がホームに降り立ち左側に走る中、和田は一人、右側に走る。
そう。右側にブロック席があることを和田は確認していたのである。
結果、圧勝でブロック席の争奪戦に勝利。
和田が再びダービーを制した。
これが宇都宮ダービーである。

宇都宮からは4人でワンナイト人狼。
4人が人狼を楽しめる最少の人数である。
ここでも川口の奇天烈作戦がさく裂。
作戦に成功した川口と渡辺がトップとなった。

東京駅に到着し、牛角へ。肉を喰らう。

こうして第7回福島遠征は幕を閉じた。

 

-----2024年3月21日の私より-----

電車内でのワンナイト人狼は、周りの客に迷惑になるため、人狼の醍醐味である言葉のやり取りが全くありませんでした。

最小限の「俺村人」「俺も」などといった超スマートな情報戦となっており、逆に高度な戦いでした。

遠征を焼肉で〆るのも恒例です。