- 道 [DVD]/アイ・ヴィ・シー
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1954年制作。イタリア映画。モノクロ。104分。
監督はイタリアの巨匠 フェデリコ・フェリーニ。音楽は ニーノ・ロータ。
主演はジェルソミーナを ジュリエッタ・マシーナ、ザンパノをギリシャの
名優 アンソニー・クイン。
フェリーニが世界で有名になった作品。
アカデミー賞外国語映画賞受賞。以前は外国語映画賞がなく特別賞で複数受賞の
時もありましたが、この第29回から外国語映画賞として1作を表彰するようになった
第一作目の作品。
ヴェネチア映画祭銀獅子賞、キネ旬の外国映画第一位選定作品。
哀愁あるニーノ・ロータの「ジェルソミーナ」のテーマが秀逸。
冒頭部分はイタリアの小さな海辺の寒村の一軒家。
粗野で暴力的で力自慢の大道芸人 ザンパノ。彼はコンビを組んでいた相手が死別。
後釜探しに。すこし、頭の弱い純粋な心を持つジェルソミーナ。
そして、自ら成功めざしザンパノと行動をともにしようと。
最初は、何もできないジェルソミーナ。少しずつおまえにもできることがある、と
太鼓やトランペットを教え、道化師見たいな化粧で共演するように。
小銭を稼ぎながら、町から町、村から村へと。
そして、ある日ローマで興行主と一緒に興業をすることに。
そこには、優しい小さなバイオリン弾きがいました。あまりにいも野卑なザンパノにない
その人に芸を一緒にしようと誘われるが、気に食わないザンパノ。
強引に引き離し興行師からも去っていく。
そして、旅の途中、車がパンクしているバイオリン弾きと遭遇。
そこで、喧嘩になり、ザンパノはバイオリン弾きを殴り殺し、事故に見せかけ
死体と自動車を始末してしまします。
それ以来、ザンパノと一切口を利かないジェルソミーナ。
ある日、ザンパノは寝ているジェルソミーナを残して去っていきます。
そして、数年後。町を散策するザンパノ。そこに、流れる村娘が歌う曲。
聞いたことある曲。村娘に聞くと、海岸である女が高熱で倒れていたと。
そして、その人がトランペットで弾いていた曲がこの曲だったと知り、
その人はどうなったのか聞くと亡くなりましたと。
最後は、ザンパノの海岸での慟哭のシーンがとても印象的でした。
ザンパノ以外に男を知らない、世間を知らないジェルソミーナ。
そんな女性を見事に演じた ジュリエッタ・マシーナの名演技が心打つ作品。
この後、フェリーニ監督は マシーナと結婚。「カビリアの夜」や
「魂のジュリエッタ」などを映像として残しました。
名作映画は、年と共に固くなってくる心の畑を耕して柔らかくしてくれるのが、
私は好きです。