認知症とは別に、加齢により耳が遠くなった父。

 

普通に会話ができないことの方が多くなった。

 

そんな、ある日のディサービス利用後に施設の職員さんから言われました。

 

耳が遠くて会話が成立しないことが多くなった来たので、

 

出来れば補聴器を検討をお願いされました。

 

家族だけの意思疎通なら大きな声でゆっくりと何度も話せば、なんとかなります。

 

ディサービスの職員さんも、対応してくれるがいつまでも甘えるのもよくないと判断し、

 

補聴器を購入することにしました。

 

それにしてもいいお値段!

 

補聴器って、こんなに高いんだと驚きました。

 

ところが、補聴器を付けて会話をしても、ある意味会話が成立しない。

 

なぜか、家にいる時は補聴器を付けないので、声が聞こえないと騒ぎ、

 

母親が「声が聞こえる様に補聴器を買ったんでしょ!付けなさい!」と怒られる。

 

毎日こんな事が続いています。

 

そして事件が起こりました。

 

補聴器を無くしたんです。

 

どこにやったのかと言う以前に、補聴器の事すら忘れている(笑)

 

母は父と一緒に家じゅうを探したが見つからなかったそうです。

 

自分も探してみたんですが、見つからなかったんです。

 

朝は耳に付けていたんですが、気が付けば耳には補聴器が無い。

 

ところが、数日後には補聴器を付けているんです。

 

母が父に、補聴器を無くしたことや、どこにあったのかを尋ねても、

 

父は補聴器を無くしたことも、どこにあったのかも全く分からない状態。

 

もう、これだけボケちゃってると補聴器が在っても無くても、

 

本人にはそれほど影響がないということがわかりました。