ある日の夜中2時ごろ、

ガタゴトと音が聞こえて目が覚めました。

 

最初は地震なのかと思ったんですが、

そうでもなさそう。

 

身体を起こして、音が聞こえてくる方に耳を傾けてみました。

どうやら、父親が起きだして何かをしている様子。

 

父親の様子を見に行くと、洗面所で正座をしてなにやらブツブツと独り言。

 

何をしているのか聞いてみると、

「歯が痛くて眠れない。」と言うのですが、なぜ洗面所で正座なんだ?

 

父親には、「こんな時間だから我慢して寝て下さい。明日歯医者に行きましょう。」と言うと、

そそくさと布団に入って寝てしまった。

 

朝起きてから、「歯が痛いのはどう?」と聞くと、

「歯なんて痛くないよ」と言う始末。

 

本当に痛かったのかは定かではないため、そのままにしておきました。

 

そして翌日はディサービスの日!

 

父親が朝から支度をしていたところ、歯が痛いと言い出す。

ちなみに、支度と言ってもすでに用意されている鞄の中のものを出したり入れたりするだけです。

 

当日は自分が不在で母が、父の歯が痛い発言に一言。

「歯が痛いなら今日はディサービスを休んで歯医者に行こう」と。

すると、父は「わかった歯医者に行く」と大好きなディサービスを休むことを決断。

 

それから父はトイレに行くと言って10分ほどトイレにこもる、

心配になった母が見に行くと、「歯が痛いの治ったからディサービスに行く!」

 

どうやらトイレで歯医者に行くかディサービスに行くか悩んだようです。

余程、デイサービスに行きたかったのでしょう。

 

でも、2日後には歯が痛いと再び言い出し歯医者に連れていくことになりました。

歯が痛い歯が痛いと泣きながら訴えていたので連れていきました。

 

歯医者に着くなり、「なんで俺は歯医者に来たんだ!帰る」と言い出す(笑)

とにかく、待合室で順番待ち。

 

診断の結果、入れ歯のかみ合わせが悪くなり、当分歯医者に通うことになりました。

 

歯医者から戻り、母が父に「歯医者はどうだった?」と尋ねると、

「歯医者に行ったの?いつ?」と返事しました。

 

こちらは、頭が痛くなりそうです。