認知症と診断された父親に対する介護はどうしたらいいのか。
診断された段階で、すぐにサポートが必要なほどではないが、
いずれその日はやってくるはず。
その時に備えて何をしたらいいのか。
今日は「父親の介護」を考えた時の話です。
認知症と診断されたときの心境
医師から認知症と診断されたときは、絶望感や悲壮感はほとんどなかったです。
むしろ、これから先どうしたらいいものかと考えてしまいました。
どうしたらいいのかと言うのは、母親も今後認知症になったら、両親ともにボケちゃってるので、
どうやって生活すればいいのか、とにかく母親には元気でいてもらいたいという願いがありました。
医師からは「まだ症状が軽いほうの認知症ですね。」と言う。
誤解があるといけないので、”軽いほうの”と言う意味を説明します。
まず介護支援サービスを受けるには、要介護の区分により受けられるサービスに違いがあります。
軽いというのは区分でも一番軽度な部類の認知症と言うことです。
区分には要支援と要介護があります。
簡単に言うと”要支援”は、すぐに介護の必要はないけれど、いずれ介護が必要になる状態の事。
”要介護”は、生活全般「入浴、排泄、食事」等の日常生活動作について常に介護が必要と見込まれる状態の事。
この要介護にも段階があって1~5まであります。
要介護1は軽く、要介護5は最も介護が必要な重度な状態です。
我が家の父親は、後日判定の結果「要介護1」と認定されました。
これが、”軽いほうの”と言うことです。
確かに、この時点ではどうにか会話も成立するし、認知症とはいえ自分のことは自分でできるので、
実は焦りはなかったんです。
そんなに急に状態が変わらないだろうと思っていました。
だから、すぐに介護サービスを利用しないで過ごしてきました。
認知症と認定されても要介護1程度なら、慌てずに父親が普段通りに生活できるように、
家族がサポートしてあげれば、我が家はどうにかなりました。
ただ状態によっては、つらいこともあるかもしれないので断定はできません。