「鈴木涼子個展―Magnolia―」「私」のセクシュアリティ ~北丸雄二氏を招いて~ | CAI ContemporaryArtInstitute

「鈴木涼子個展―Magnolia―」「私」のセクシュアリティ ~北丸雄二氏を招いて~

「鈴木涼子個展―Magnolia―」アーティストトークⅡ
「私」のセクシュアリティ~北丸雄二氏を招いて~


出 演:北丸雄二氏(ジャーナリスト)、鈴木涼子氏(アーティスト)、穂積利明氏(キュレーター)
日 時:10月22日(土) 19:00-20:30
場 所:「CAI02」 札幌市中央区大通西5丁目昭和ビルB2(地下鉄大通駅1番出口直結)
問合せ:011-802-6438/ http://www.cai-net.jp
主 催:CAI現代芸術研究所/RAM
CAI ContemporaryArtInstitute-鈴木涼子

CAI02で開催中の鈴木涼子個展に関連し、
ニューヨーク在住で、世界のLGBT(性的少数者)の状況に詳しい
ジャーナリスト北丸雄二氏をお招きして、三者鼎談を行います。
今回紹介している『私は』というシリーズは、深くセクシュアリティのあり方に関わっています。
この鼎談では、誰のものでもない「私自身」や「あなた自身」のセクシュアリティに切り込み、
揺るがし、差異を肯定し、再考をうながすものです。
目からウロコが落ち、あなた自身がどんどん変わる快感を、この機会にどうぞ味わってみてください。


プロフィール:
○北丸雄二(きたまる・ゆうじ)氏
1955年北海道生まれ。
ニューヨーク在住のジャーナリスト、コラムニスト、翻訳家。
毎日新聞記者、中日新聞(東京新聞)ニューヨーク支局長などを経て、1996年よりフリーランスとして時事評論、芸術評論などの著述活動を続ける。
パトリシア・ネル・ウォレン『フロント・ランナー』(第三書館、1990)やアラン・ホリングハースト『スイミングプール・ライブラリー』(早川書房、サマセットモーム賞受賞、94年)など訳書も多数。
最新作は、ジミー・カーター『カーター、パレスチナを語る──アパルトヘイトではなく平和を』(晶文社刊、共訳)。
また、「ヘドウィック・アンド・アングリーインチ」(1997年)などミュージカルや芝居の翻訳も手がける。
人権問題、性的少数者問題に関連して、その分野でほとんど情報の行き渡らない日本に向けて幅広く最新ニュースおよび関連コラムを発信している。
http://kitamaruyuji.com

○鈴木涼子(すずき・りょうこ)氏
1970年北海道生まれ。アーティスト。
2007年、文化庁の新進芸術家海外研修員としてドイツで一年間留学。
ジェンダーやセクシュアリティをテーマにすることで、自意識や人間存在、その欲望などをあぶりだす作品を制作している。
代表的な発表として、2001年「手探りのキッス―日本の現代写真」(東京都写真美術館)、2004年上海ビエンナーレ(上海美術館)、2007年「グローバル・フェミニスム」展(アメリカ・ブルックリン美術館)などがあり、その活動は国際的にも高い評価を受けている。

○穂積利明(ほづみ・としあき)氏
1963年北海道生まれ。
北海道立近代美術館主任学芸員、NPO法人S-AIR理事、美術批評家。
1997年頃より国際展を自費でめぐり最先端のアートシーンを研究している。とりわけ、ゲイ、女性、日系人などマイノリティのアートに関心を持つ。
2004-2006年北海道教育大学非常勤講師(現代美術)、北海道新聞美術時評子。
セクシュアリティ関連の論文に「表現をめぐるある論争―美術展におけるゲイアートに沿って」(『Queer Japan 2』勁草書房、2000年)、「セクシュアル・マイノリティと美術」(『ELAN #8』、2002年)などがある。