Unemployment Number 失業率9.8%に悪化、2016年オリンピックはシカゴ落選 | 大森善郎のビジネス英語道場

大森善郎のビジネス英語道場

大森善郎のビジネス英語道場「オバマ大統領のスピーチから学ぶ世界の一般常識」

 

 

https://youtu.be/AOnQkTlTdi0
2009年10月4日にHPにアップした内容に、動画のライブ解説を加えました。
< 米失業率9.8%に悪化、2016年の夏季オリンピックはシカゴ落選 >
オバマ大統領はコペンハーゲンでのIOC総会に出席し招致演説を行いましたが、2016年の夏季オリンピックはブラジルのリオデジャネイロで開催されることに決まりました。
当初は医療保険制度改革などの国内の政治懸案を優先させるために総会欠席を表明していましたが、シカゴ劣勢が伝えられるために出席を決めました。
1回目の投票で最下位落選となったことから威信の低下や批判などもあるようですが、それは結果論でありオリンピックゲームに敬意を表し、また出身地シカゴを応援したことに何の悔いも無いことでしょう。
それは演説の中で述べているようにスポーツと同じで、勝ち負けが全てではなく、そこに至るまでの過程に価値があるといえるでしょう。

演説の後半では失業率について述べており具体的な数字をあげていませんが、失業率は9.8%(前月は9.7%)に上昇し、1983年6月(10.1%)以来26年3カ月ぶりの水準ということです。
アメリカのリセッション(景気後退)は底をついたというのが有力な見方ではありますが、演説で述べているように景気回復後に雇用がついてくるのが通常であり、まだ厳しい状況が続くことも予想されます。
しかし大規模な景気刺激策が効果を示してきたことは事実であり、雇用の確保は政府の最優先事項の一つであるとオバマ大統領は従来から繰り返し強調してきています。
そして未来の発展につなげるためにも医療保険制度改革が前進することを祈ってやみません。