こんにちは~佐藤です目

 

梅雨入りした九州地方は蒸し暑い日が続いています。

さて、本日は自立について様々な考え方があると感じています。

 

幼児心理学者の方は、夫婦(父親・母親)が仲が良いと、

子供の自立が早いと言われます。

子供は両親が仲が良いと安心して成長するようです。

 

今回は2つの事例をお話しします。

 

パターン1 母親からの相談

娘さんは中学時代に不登校になり、ご両親は非常に心配したそうです。

しかし大学を卒業して保育士として働いている。

自宅から通勤しており、忙しい職場の様で家のこともあまり手伝わない。

結婚して子供を産んで早く自立して欲しいのに、彼氏を連れてくることもない。

 

私:学校を卒業して働いているのだから、自立しているじゃないですかと伝えると。

 

母親:目から鱗が落ちました。自立ってそうですね。

    多くを求めて娘を苦しめていたかも・・・自分が望むような人間にさせる所でした。

    負担を掛けていました。

 

パターン2 訓練生Aさん

Aさんは就職をして真面目に働いています。

チャレンジド・アソウの定着支援面談では色々な相談を受けてますが、

素直に指摘を受入れて改善して行こうと努力してくれています。

そんなAさんが、気になることがあるんですと不安な様子で

 

Aさん:僕は佐藤さんと年齢が20歳近く違います。

    僕はあと30年以上働きます。佐藤さんはいつまで働けますか。

    いつまで僕の支援をしてくれるのですか。知らない人に変わるのは不安なんです。

 

思わず、一生私が側で支援しないと働けないの?って思いましたが、

そこはグッと押さえて、

大丈夫、杖をついてでも支援をするからね。

でもそうなった時はAさんが私を支えてくれるかな。

 

Aさんもあと数年働いたら、人を助けるようになれたらいいね。

それが、自立の一歩だよ。

 

Aさんは飛び切りの笑顔で、佐藤さんが歩けなくなったら助けますね。

そうか~歩けなくなっても支援するのかと私は覚悟を決めましたが、

Aさんの自立の意識を少し感じました。

 

全く違うケースですが、自立するって色々な形があります。

精神的な自立、社会的な自立、焦らず各人に合わせた自立があっていいと思います。

 

ただ、周りがこうなって欲しいを強く押し付けるのではなく、

愛情を持って、見守ることが大切なのかなと感じました。