前回、話していた、


「日本人は、見た目は気にするけど、本当の料理の味を味わって食べていない」


ということ


日本人は、具だくさんのパスタが大好きだ


ダビデの作るパスタは、具が入ってないパスタが多い


パスタを持っていくと残念そうな顔をするお客さんもいる


それを見て私も残念な気持ちになる


ダビデの作るパスタには、


目に見えない具がソースに凝縮されているのに、


それに気づいてもらえない


日本人は、具がたくさん入っているだけで、美味しそうに見えてしまう



日本でも有名なペペロンチーノは


どの店にもある定番メニューだが、


店によってキャベツを入れたり、きのこを入れたりしてくふうしている


やっぱり見た目に寂しいからだろう



今、カフェローマで人気なのは


ミニトマトとモッツァレラのスパゲティ


これは、トマトとモッツァレラとバジルが入っていて


見た目にも豪華に見えるから人気なんだと


ダビデは言っている



でも、イタリア人がイタリアで食べるパスタは、


ごっそり具が入っているものは少ないらしい


具のせいで、本来のソースの味がぼやけてしまうかららしい


最近人気の、渡り蟹のリングイーネは


見た目だけで言うと、カニの身はあるかないかの程度で


具はほとんどない


でも、味は超絶品!


それは、ソースに何種類もの具のエキスがはいっているからなんだなあと思う


だから、具がなくても、美味しく食べられる


見た目ではなく、舌で味わうのがイタリア流



でも、日本は見た目が大事だ


前回、ダビデのトマトソースはまずいと言われたと書いたが、


ダビデが言うには、日本のトマトソースは


どのパスタも同じ味がするらしい


確かに、それは私も賛成だ


それは、ベースになっているトマトソースがみんないっしょだからじゃないか


と、言っている。


ベースのトマトソースが同じなのだから、


そこに、なすを入れようが、きのこを入れようが


たいして味は変わらないのは当然だ。


しかも、そのナスやきのこが、見た目を飾るためのものなら


なおさら、ソースに味がしみこむわけでもない



ダビデも数種類のトマトソースを作っているが


全てベースが違うので


トマトソース自体の味もぜんぜん違う


そういう違いを感じてくださるお客さんもたくさんいる


とくにイタリアに行ったことがある、というお客さんは


気に入ってくださっている



イタリアに行ったことのある日本人の友達も


周りにいるが、


ほとんど100パーセントの人が


イタリア料理は美味しかったと言う。


なのに、なぜ、日本で本場のイタリア料理の味が受け入れられないのか


イタリアに行っているときは、


別世界にいるようなもので、


イタリアの雰囲気に酔って


本当は口に合わないイタリア料理も美味しく感じてしまうのだろうか



日本人にとって、イタリアはあこがれの国だけど、


(まあ、今はいろいろイタリアも大変なのかもしれないが・・・)


本当のところはどうなんだろう



日本人にとってのイタリア料理って何なんだろう


考えても考えても答えが見つからない