「人生に」、とまではいかないが、大きな影響を受けた曲を挙げるとすれば、Nirvanaの「Smells Like Teen Spirit」である。
高校3年の時に初めて耳にした。
当然、リアルタイムでは聴いていたわけではない。
この曲を聴いた事で、洋楽を聴く事に抵抗を持たなくなった。その意味で大きな影響を受けている。
それまでは、頑なに邦楽を聴いていた。
当時の洋楽のイメージは、古くさく、単調で、飽き飽きとするメロディーラインが基調のものと思い込んでいた。
これは、家にあったLed Zeppelin(後にドハマりするが)や、The Rolling Stores(これも後にドハマリする)、Eric Clapton(後にハマる)の印象が強かったからだろう。
そんな背景があって洋楽を毛嫌いしていた自分がNirvanaなど聴くはずもなかった。
が、出会いは突然やってくる。
当時好んで聴いていたアーティスト(DOESの氏原ワタル)が、ある音楽雑誌の中で、Nirvanaを紹介していた。
氏原さんが言うのだから、聴いてみるかと思い立ち、視聴もせず、アルバム「NEVERMIND」購入した。
予備知識もバンドの来歴も全く知らないまま、聴き始めた。
開始から10秒で、自分の中に創り上げられていた思想は、突いたトランプタワーのように崩れ去った。
今でも強烈に覚えている。
これほど力強く、シンプルで、かつキャッチーなリフがあるだろうか。
その日はアルバムの一曲目を繰り返し聴き続け、ついには眠りについた。
この曲に出会っていなければ、恐らく今でも洋楽を聴こうとは思わなかったであろう。