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「ならず者」の徒然―歴史学と音楽と―

20代の歴史研究者が、研究や仕事、趣味である音楽鑑賞と名盤収集を通して感じたことなどを気ままに書いていくブログです。

半ば日記として書いています。

音楽はrock、特に60・70年代洋楽が中心です。

どうぞお付き合い下さい。





本当に年始はゆっくりと時が流れていきます。


今日は朝から親族の墓参り、その後長々と読み続けていた研究書を読了、そして専門分野の先行研究の論文やらレポート関係の論文やらを読むといった感じで有意義に時間を使うことが出来ました。


明後日にはアルバイトが始まってしまうので、あと1日ゆっくりとした時間を有意義に使いたいです。




さて、本題。今日も『Let It Bleed』です。


前回も述べたように、この作品はストーンズにとって一つのターニングポイントです。


1968年6月8日にブライアンが脱退を宣言。メンバーとの意見の不一致等が要因と述べたそうです。

真相は自分自身が同時代に生きていないため何とも言えませんが、バンド内で影響力を持ち始めたミック・ジャガーやキース・リチャーズにとって、様々な理由からレコーディング等に顔を出さなくなったリーダーの存在は疎ましいものだったのではないでしょうか。


対するブライアン自身もこのような状況に於いては、自らのバンドと言えど居づらいものであったと思われます。

また、バンドに於ける音楽性の転換や、ミック・テイラーという新たなギタリストの存在等に関しても、ブライアンが自らの存在意義を見失う要因となったのではないかと思われます。

史料が無いので何とも言い難いところですが。


そんな激動期の作品である『Let It Bleed』ですが、その一曲目が今回取り上げる「Gimme Shelter」です。


訳すと、「避難場をくれ」。作詞・作曲はジャガー/リチャーズ。

キース・リチャーズによると、作曲時は嵐だったとか。その様子からアイディアが浮かんだそうです。

直接は関係が無いと思われますが、嵐の存在がバンドの状況を暗示しているように思われます。


さて、歌詞自体はバンドの状況を反映したものではなく、お世辞にも品の良いものとは言えないものです。詳しく知りたい方は、検索してみて下さい。


尚、この曲では メリー・クレイトンというゴスペルやR&Bの歌手がミック・ジャガーとデュエットで参加しています。

そのためか、曲全体がゴスペル的な雰囲気を持った仕上がりとなっています。彼女の迫力ある歌声にも注目してみて下さい。


ギターサウンドは、クリーン(歪みのない音)にややコーラスをかけているのでしょうか。独特な音色です。


以上、長々と書いてきました。

考えてみると、肝心の曲についてはあまり書いていませんでしたね(笑)

参考文献:中山康樹『ローリング・ストーンズを聴け!』(集英社インターナショナル、2012)