
久々の更新。悪しからず。
今回は60年代から下り、80年代のThe Stone Rosesを取り上げたいと思う。
Stone Rosesの2ndアルバムである『Second Coming』は従来のサイケ調の作風から一転し、Led Zeppelinの影響を受けたブルース色の強い作品と言われている。
ただ、Led Zeppelinの雰囲気を纏っているかと言われると、どうも疑問を抱かざるを得ないといった思いがある。
この作品は、creamの方が近いように感じる。ジョン・スクワイアのギター・ワークも、ペイジというよりもクラプトンの風合いが出ているように思える。特に「Good Times」はその傾向が強い。
ボーカルであるイアン・ブラウンの声質もプラントと言うよりも、ジャック・ブルースの方が近いのではないかと感じる。
ともかくも、この作品とcreamの共通点は、どちらもブルースを基調としたものであること。渋さの中にも華やかさ、荒々しさのある風合いになっている点は、今でも輝きを放っている。
そんな中で、「Driving South」はブルージーな荒々しさの中に、芯のあるメロディーラインが包み込まれている。そこにボーカルが優しく歌い上げる。
冒頭のギターソロはややどぎついと感じてしまう人もいるだろう。ただそれは、曲全体の風合いを見たときに自ずと溶け込み、味のある渋さを醸し出す。
「Driving South」を収録した『Second Coming』は、業界内では賛否両論であった。しかし、粗削りなブルースの良さを生かした秀作ではなかろうかと思う。
「Driving South」は、それを物語っているように思う。