利用者さんとの関係を良好にするということは、介護者としてはとても大切なことの一つです。


具体的な実践例を紹介します。


☆顔を見せるだけでもOK!とにかく相手と顔をあわせる回数を増やそう!!


これには脳の働きが関係しています。


ザイアンスという心理学者の話では、どうやら人は脳の働きで、顔を合わせた回数が多いほど、その人のことを好きになったり信用しやすくなったりするようです。


これは介護に応用して、ぜひ活かしたい法則です。


施設などで、あなたが廊下を歩いている時や訪室の際、利用者さんとすれ違ったり利用者さんがベッドに腰掛けていらっしゃったりすることがありませんか?


こういう細切れの接点を貪欲に利用するのです。


その時に、あいさつの一言でも良いですし、笑顔で会釈でも良いのです。


利用者さんが、”自分に標準を合わせている”と感じてくれるサインを発信することが効果を生むのです。


地道なことのようですが、この顔出し効果は会話がなくても成立します。


わざわざ利用者さんのところへ出向かなくても、介護者はめまぐるしく施設内を動き回っていることが多いので細切れの接点は、ふと、そのつもりで周りを見渡してみるとけっこう多いのです。


ここをスルーしてしまうか、自覚して活かして利用者さんと自分との関係を『WIN-WIN』に出来るかが、分かれ道になるのです。


利用者さんも『突然ですが、わたくし介護者でございます。早速介護させていただきます。』のような、いきなりの介護者よりも、日頃からの顔出しで、『顔を知っている・気にかけてくれている』と感じている介護者の方を信用しますし安心もします。


いざ、コミュニケーションをとるときに利用者さんの方は、あなたに対して肯定的な状態になっていますので、介助の導入時もスムーズに進むでしょう。


”顔を出す”ということも、「それだけで?」という感じがするかもしれませんが、『WIN-WIN』につながる立派な介護の一善です!