フランス映画1000本斬り!でフランス語と感性を磨くブログ -2ページ目

コーラス(2004)



アミューズソフトエンタテインメント

コーラス メモリアル・エディション


久しぶりに、勇気をもらえる作品に出会えました。





先週末は、レアル・ザ・ムービーに失望し、




感性に何一つかすることなく、劇場を後にしたので、

この作品には、魂を揺さぶる勇気をもらいました。





時代背景も1940年代の世界中がエネルギーに満ちあふれていた時代。





自分一人であっても、信念を持って立ち向かえば、

世界は変えられるんだということを音楽を通じて、気づいたの音楽家くずれの舎監の物語。







心が変われば、態度が変わる。

態度が変われば、行動が変わる...人生が変わる。





を根気づよく取り組んだら、こうなるんだよ。

と教えてくれました。



私自身、人を教育する立場にいるため(教師ではありません)

考えさせられるところは多くありました。





みんな、右向け右で揃っていても、

考え方や、想い、哲学は様々です。





だからこそ、人間教育は哲学だと私は考えます。







ところで、

フランス映画ながら、今を生きる的なアメリカっぽさを感じました。

最後の紙ヒコーキや、校長が逮捕される勧善懲悪...

(決して、嫌な感じではなくて...)









そして、この映画から感じ取ることができた感性は、

無意味に、一方的な片想いが始まり、終わっていったところ。

でしょうか?









            

趣味の問題(2000)



キングレコード

趣味の問題


タイトルに惹かれた訳でなく、役者でもなく、監督でもなく、

ただ、思いついたかのように観た作品。





何の先入観もなく観たため、案外ニュートラルに全体を

鑑賞できました。





特に、始まり方なんかはすごく好きで、

個人的に調理場の雰囲気をスピード感で表現しているのは大好きです。





そして、さりげなく主人公二人の出会い。





その中で、回想シーンのようなのが、ちょこちょこ....何?







しかし、徐々にその内容が分かっていきます。

ベルナール・ラップ監督のこだわりというか、繊細さを非常に感じます。



大富豪、フレデリックの気ままな態度に振り回されるニコラ。





食べ物の趣味に終わらず、身につけるもの、生活の質にまで

強要されながら、馴染んでいく...





不思議なことに、なんか、だんだん主人公のニコラの気持ちも理解できるようになり、

結局、すっかりとのめり込んでしまいました。







特に、ニコラが足を自ら折ってしまうシーンや、

振られても、なぜか追いかけてしまう心理描写なんかは、

多少の不満を抱きながらも、十分感情移入できます。





そうか、コレはゲイ映画でありながら、

その辺りは全く触れない物語の運びが、私にとって非常に新鮮に感じました。





フランス映画のすばらしさは、

こういった繊細な部分を、きわどい線で描写し、話だけ聞けば、

拒絶するような内容も、最後には観るものを引き込み理解させるところに、

文化の歴史懐の深さ を思い知らされます。

スパニッシュ アパートメント(2003)

スパニッシュ アパートメント



この種の題材も、やっぱりセドリック・クラピッシュの得意とするところ。


普段ありがちな、身近な風景や人間模様を独特の視点で見せてくれる。



ちょこちょこ挿む クラピッシュ流のユーモアは 猫が行方不明 よりも楽しませてくれる。



例えば、空港で荷物のピックアップ。
そのまま、街でのアパート探し。

”Je suis ici."なんて言うのも、何とも単純でくすぐられる。




ただ、最終的なメッセージは一本の大きなものを感じる。




最後、猫が行方不明でもクロエが 全速で何かを振り切るシーンがあったが、
この映画でも、グザビエが同じ行動にでる。




観る方によって、捉え方は様々だが、
私は、この場での考え方は同じものだととらえている。




そこに、クラピッシュのデビュー作から通じる、
一つの本質のメッセージがあるのでは?




と感じるのです。

猫が行方不明(1995)

どうしても、忘れられない映画の一つ。



ちょうど本国での公開時の盛り上がりをよく覚えている。



街のポスターやテレビでも、クラピッシュの新作はコレだ!!」

と言わんばかりにPR!PR!PR!!!



私も、その戦略に乗せられて...

その日暮らし、ぎりぎりの分際で、映画鑑賞。



さらに、サントラまで購入...





いま、改めて観て、ここまで引き込まれた理由というのが

だんだん見えてきた。





自分がフランスに惹かれていたもののすべてが

この映画の中にあるんじゃないか...?





おせっかいな老人に、どうしようもないテンションのゲイ。

街の落書きと、その中に生きる人々...



毎日を謳歌しているように見えながら、

孤独を感じ、堪えきれなくあるときは盛り場に、

またあるときは、その自分に涙する...





そんな、どうでもない普段の生活を、

クラピッシュは”猫”というものを介して、

ホントさりげなく、そして、そのさりげなさがカッコいい!





好きなところ、書き出したら、きりがない!



また、この続きは絶対に書きます。