先日、大切な友達が天へ還っていきました。
その友達(なおぴょん)は、ガンの再発と転移でも最後まで希望を持って痛みにも耐えていました。
私となおぴょんとは、色んな共通点があり、共に学んだ仲間でもあります。
同じ小学校出身でした。3年被っていたので知らない間に同じ場所で同じ時を過ごしていたんですね。
そして、私となおぴょんの距離がグッと縮まったのは
大好きな長南華香先生の「親子セラピー」受講、椿大社でのご奉納なども一緒でした。
なおぴょんは、自分が何をしたいのか、なんのお役に立てるのか分からない…とよく言っていました。
忘れん坊だし、マイペースだし、時間配分がわからない、料理も苦手…とも言っていました。
でも周りのみんなは揃って、優しい、綺麗、癒される、愛されキャラ、ほんわかしてるけど芯がしっかりしてるのがわかる、我慢強い、頑張り屋さん…etc
羨ましいくらいに、愛される存在でした
そして、思いました。
なおぴょんは、しっかり自分のお役目を果たしていったね。
ただ自分を生きているだけで。
それだけで沢山の人の心を動かした。
病気の苦しみを見せてくれた事で、命の大切さをもう一度学び、それでも頑張って希望を持ち続ける強さを見せてくれた。
なおぴょんが舞を舞う美しさに見惚れて、なおぴょんと言えば、あの舞の姿がいつも浮かんでくる。
人は元々何もしなくても…いや、何かを(特別な事を)しなくても、自分を生きているだけでちゃんとお役目を果たしているんだと。
それを身をもって教えてくれました。
私のお店「cafeゆりえみ 」の再開を一番喜んでくれたなおぴょん。
それまでにいっぱいの私の不安や、夢を聞いてくれていたし、自分の事の様にワクワクしてくれて。
百合栄姉ちゃんと慕ってくれてた。
後半は、食欲もなくなってきたけど、私が作った料理は美味しいからと食事のお世話も少し関わらせてもらいました。
何を作れば良いのか…糖質制限食に悩んだりもしました。私がやっている重ね煮も麹料理も何も役に立たない…だけど食べれる物だけつまむからそれで良いよ。と言ってくれて、最後まで頼んでくれました。
料理に何が大切か…それは手段でも何でもなく、気持ちだと学びました。
細くなった体で、2階にある「ゆりえみ 」を一生懸命上がって来てくれたなおぴょん。
もう体で息をしていたけど、それでも来たかったから。と足を運んでくれた事、本当に嬉しかったよ
もう、どんな言葉がしっくりくるのかわからない。
上手にも書けない。
そして、ご主人の気持ちを思うと胸が張り裂けそうになりました。
ずーっとそばにいて、支え続けたご主人の心労は、想像を超えるものがあるだろうと予想出来るから。
夫婦で乗り越えたんだなぁ…と、本当に素敵なご夫婦とご家族。
昨日、ご主人と息子さん、なおぴょんの妹さんがランチに来て下さいました。
まだまだ慌ただしい中、足を運んで下さって、殆どなおぴょんの話をずーっとしていましたが、もう涙はありませんでした。
なおぴょんもその場にいたと思いました。
不思議と何度もご主人が、「なおが言えって言ってる様で、だから恥ずかしいけど話しますね」と素直に色んなお話しを聞かせて下さいました。
凄く穏やかな時間でした
なおぴょん、ありがとう
私は出逢った時は、なおぴょんとはこんなに深いご縁になるとは思ってもいませんでしたが、わからないものですね。
そして、今この出逢いに感謝の思いでいっぱいです
【そのままの自分を生きているだけででいい。】
を見せてくれてありがとう