みなさまこんにちは。
昨日、ある大学で東北被災地の報告会があって参加してきました。
被災地と聞くとどんよりしてしまうかもしれませんね。
でも、現地を訪れて励まし、また行こう!応援しよう!という方々のお話は心打たれます。
一人目はサッカーのサポーターでテレビにも映ったりしている有名な方。
現地を訪れては、食事会や音楽会など、皆さんを元気にする活動をおこない、それを世界に遠征に行くサッカーの試合についていっては、その報告をし、被災を風化させないように努めています。
もう1グループは大学生のボランティアで、いろんな大学から集まった生徒さんたちが、被災で転居を余儀なくされた子供たちを集めて勉強を無償で教えている、という話。
どちらも共通点があるなあ~、と話を伺って思いました。
それは、まずは子供たちの笑顔を引き出す、ということ。
子供は純粋な心の塊なので、大人や周囲の状況に敏感です。
しかも、大人のその場の言いつくろいや、社交辞令なんてものはありませんから、その彼らから心からの笑顔を引き出せたとき、大人もその場の空気も巻き込んで、キラキラのエネルギーが充満していく、ということを、この活動をされている方たちは体験を通じてわかっているのです。
たとえば、良かれと思ってサッカーの試合観戦のため、バスに乗り込んだ際には、
親から引き離される不安やおそれで泣きわめいていた子供。周囲の大人も一瞬、「置いていってあげたほうがいいのかな」と思わせるほど、激泣きし、落胆し、バス内の空気も重く、どうしようもなかったのですが、
サッカーの観戦の途中からケロッとするばかりか、満面の笑みで飛び跳ねながらタオルを振り回して応援する姿に大人たちも安堵感を覚え、心からその場を楽しんでいる映像がありました。
まだ、5,6歳の子供なので、得点やサッカーの意味なんて分からないかもしれないけど、そのコは、
周りの大人たちの盛り上がる姿をみて嬉しくなっていったようだ、と話してくれました。
子供たちの笑顔を見たときの、スタッフの心の中の「ヤッタ!!!」という歓喜の声が聞こえてきそうでした。
しかも帰りのバスの中はまったく空気が変わり、子供たちの歌声や、笑い声で満ち溢れていました。
それを見ている大人たちのなんと朗らかな顔。ほんと、すごいですね~。
学生のボランティアの方も、最初は漠然と何かしたい、と参加したけれど、実際やってみると、
勉強を通じ、子供たちの安心できる居場所になりたい。寄り添っていたいと思うようになっていったそうです。
年齢も近いことから、彼らの気持ちをより近く感じることができるのもいいですね。
心を開いて、相手の言葉や感情をアウトプットする。それを聞いて受け止めて、寄り添う。
この次に何が起こるかはわかりません。でもそれが大切な一歩であることは間違いないと思います。
人は優しい。そして強い。
私は、彼らのポテンシャルの高さに心から嬉しくなって自然と涙があふれてしまいました。
心が震えました。
彼らは一生懸命ですが、とても楽しそうに見えました。ワクワクがたくさんあふれています。
彼らから「愛」そして、「希望」という光がたくさん見えました。
皆さんのエネルギー、すごいですよ!!
本日は、この感動を皆さんと分かち合いたくて書いてみました。
長文読んでくださりありがとうございます。
皆様に愛を込めて