今回はダイナミックな自然の外国切手を紹介します。
氷河の切手でございますね。
世界遺産でもあります、この氷河、アルゼンチンはペリト・モレノ氷河といいます。
実は、だいぶ昔、現地で実物を見てきました。
そのダイナミックな光景は今でも忘れることはありません。
なので、こんな風に額に入れてみましたよ。
当時もらったスペイン語のパンフレットに1枚だけ切手を貼る、という渋い額を作ってみました。
パンフレットは見開きだったので真ん中が切れていますが、25年以上前のパンフということで
それはそれで現在と比較できるんではないかな、と使っています。
下に人が写っているので大きさの比較ができると思いますが、
この氷河、アンデス山脈から30キロ続いていて湖に流れこんでいます。
幅は5キロ。水面から出たところだけで60Mから70M。
氷全体の高さは水面下から170Mにもなるんですって!!
すごいですね~!!水の下にさらに100Mの氷の塊があるなんて!!
どうやって氷ができるかというと山脈で降った雪のみ!上からどんどん圧縮されてこの青が生まれるんです。そして水圧でどんどん先から割れ、すごい音をたてて山のような氷が水面に落ちていきます。
1日2M位氷河は押されて動いているし、水圧で押されるため、1時間その場にいるだけで、落ちていく光景が目の前で何度も繰り広げられます。
こういった光景ならテレビなどでも皆さんご覧になったことは何度もあると思いますが、現地に行かないと出来ない楽しみがあります。
落ちた氷はまるでペンギンが30羽くらい暮らせそうな島のようになって青い塊のまま、ぷかぷか浮いているのですが、現地に行ったおじさんたちはその破片を湖から拾い上げ、持ってきたグラスに拾った氷を入れ、氷河のダイナミックなショーを見ながらブランデーを飲む、といった楽しい時間を過ごすわけです。
おじさんのグラスに入るまでこの氷、どれだけの歳月がかかってたどり着いたのでしょう!
地球の歴史に感動しながらグラスをかたむけるおじさんが今までもかなりいたはずです(笑)
なんといっても目の前は自然の冷凍庫ですが、体もあったまるし、ぜいたくな時間の過ごし方と言えるでしょう♪