キッチンからのひとしずく ~其の壱百壱~ | Cafe&Val NICO OfficialBlog

キッチンからのひとしずく ~其の壱百壱~


 寒さが増すとともに、腰にキテイマスガ・・・
NICO のENDing が近づいてますので最後の灯火で奮起しております!
  本日も、寒いなか多くのお客様に来店していただき、
    ホントに
ありがとうございます。

 今月は、ホントに多くのお客様が足を運んでいただいつ、それとともに、業者の方も多くの荷を運んでくれています。

ホントに、ココロから感謝です。


    こんばんわ 追い風強い道しか歩けないキッチンのJoe です。 

 来週は、ラストを迎えますが

本日は、 唐辛子、辛子(マス タード)と並ぶ、世界三大香辛料 で

香辛料の王さま王様

      『胡椒』です。



『胡椒』は、コショウ科のコショウぞくで、インド・スリランカが原産となります。
  中国では西方から伝来した香辛料という意味 で、『胡椒』と呼ばれています(胡は中国から見て西方・北方の異民族を指す字、さらにシルクロードを示します)。 「椒」が「ひりひり辛いもの、香辛料」という意味で、「シルクロー ド・西方を経て運ばれてきた香辛料」と 。
日本には中国を経て伝来しており、そのため日本でも『胡椒』 呼ばれてます。。
 『胡椒』が日本に最初に渡来したのは8世紀以前にさかのぼるらしく、正倉院に 『胡椒』の粒が保存されているそうで す。 
一般に使われるようになったのは、 17世紀(江戸時代)。オランダ経由で入荷するようになってからです。
『胡椒』は和食のイメージとはあまりつながりませんが、江戸時代前半には"うどんの 薬味"として流行していたそうです。

ちなみに
 胡椒は英語でペッパーpepper、ラテン語でピペールpiperと言いますが、これらはすべて、長胡椒(ロングペッパー これらはすべて、長胡椒(ロング・ペッパー)を意味するサンスク リット語(梵語)のピッパリーpippeliに由来し ます。 

また、 この小さな粒がが世界中の人々の食生活を変え、 航海や貿易を発展させる原動力となって歴史まで動かしたのです。 
古代ヨーロッパローマ時代にコショウが紹介されると人々は争ってこれを求めるようになります。 
 ヴェネチアの人々は『胡椒』をさして 「天国の種子」と呼び、価値を高めることもして いたといういます。

さらに、
 古代ギリシア、ローマ時代では一握り分の『胡椒』で最高の奴隷10人を雇えると言われたほどで、ゲルマン部族のリーダー(西 ゴートの王)であったアラリック1世はローマ帝国に侵略を控える代わりに金、銀、そして『胡椒』を貢物として要求したとされています。

 ヨーロッパの国々は、日本と同じく、コショーやシナモン、クローブなどのスパイス を穫ることができない地域なのです。

 しかし、古来より、スパイスに対する‘思い入れ’は大変強く、宗教戦争といわれる十字軍の遠征も、スパイスの獲得という目 的もあったといわれています。
 また、スペインやポルトガルによる大航海時代も、目的はスパイス(特に『胡椒』)だったとか。 その後もヨーロッパ各国では、スパイスを巡る争い(争奪戦)が長く続いてきました。。 


 さて『胡椒』の栄養価というか成分になりますね 
『胡椒』には
ビタミンB3、B6、E、K またカルシウム、鉄分、マグネシウム、カリウム、リン、ポタシウム、亜鉛などのミネラルも含まれています。 世界中で利用されている香辛料です。

そんな
『胡椒』には、4種類あり、
グリーンペッパーは未熟な実を乾燥させ たもの、ブラックペッパー(黒胡椒)は 未熟な実を乾燥させたもの、 ホワイト ペッパー(白胡椒)は未熟な実の皮を剥 いて乾燥させたもの、ピンクペッパーは 別種となります。
もっと書きますと、
 一本の木に白い実・黒い実・赤い実がなっているのではなく、白・黒・赤は、同じ実をどの段階で摘み取り、どの様に処理するかで 違ってきます。 

 (黒胡椒)
 、胡椒の木から取れた未熟な実を乾燥させたもので、世界中のどんな地域を旅しても、塩の隣にブラックペッパーの小瓶が並んでいると言われています。強い独特の風味があり、特に肉との相性が◎。 

 (白胡椒) 完熟してから収穫した後、乾燥させた後に水に漬けて外皮を柔らかくして剥いたもので、 黒胡椒より風味が弱く魚料理と相性が◎。薬用( アルカロイドに分類されるピペリンが含まれており、薬効を期待した薬膳料理に使用さ れる 。効能としては消化不良、嘔吐、下痢、腹痛などの症状、また、抗がん作用、抗酸化作用 もあるとされていて、ダイエット用など のサプリメント、他の成分の吸収率を高めるなど の効果 )には一般的にこれが使われます。 

 グリーンペッパー(青胡椒) 実が熟していない状態で収穫したもの。「爽やかな特徴のある辛み」があり、よくあるのは、塩漬けなどで肉料理や魚料理 との相性が◎

ピンクペッパー(赤胡椒)
完熟した実です。あまり流通していません。
日本にあるのは、 ウルシ科サンショウモドキ属のコショウボクの実を 乾燥させたもの(南米原産) や バラ科ナナカマド 属の落葉小高木の実 (北半球原産)を酢漬 け、ま たは乾燥させたもの などが流通しています。

 



 話は戻りますが『胡椒』には含まれる抗酸化物質がふくまれています。

『胡椒』には抗酸化成分であるピペリン(辛み成分)、ポリフェノール類のオイゲノール、ケンペロール、ミリセチンなどが含まれています。
 『胡椒』の香りは、およそ100種類もの香り成分に よって構成されているそうです。中でも全体の 半分、50%以上を占めている成分が「モノテルペ ン」。コレは脳を活性化させる作用を持っていま す。 

 上記でお話したとおり、『胡椒』は古くから最も盛んに世界で取引されて来たス パイスです。
 古代エジプトでは、ラムセス2世のミイラの鼻の中 に胡椒が詰められていた事が知られています。 


さぁ今週の食材ですが
こちら、千葉産・黒大根

こちら、茨城産・レッドポワロー(赤ネギ)

興味ある方は是非とも寒いですが足を運んでいただければ と。 【気高き、誇りがあれば、志があれば強く生きられる】 そんなJoe でした。 来週は、いよいよ最終章・・・ 乞ご期待ください。