キッチンからのひとしずく ~其の九十八~ | Cafe&Val NICO OfficialBlog

キッチンからのひとしずく ~其の九十八~


  スッカリ、ガッツリ寒くなりましたねッブルブル

 日が暮れるのも早くて夕暮れ、気温、街並みともに冬模様です・・・


皆さま、お風邪などはダイジョブですか?


こんばんわ キッチンのJoe です。



さて、さて本日はこれまた秋のフルーツ『ザクロ』です
Cafe&Val NICO OfficialBlog


  『マグロ』ではないですから、お間違いなく 黒ひげ



 その『ザクロ』は、漢字では石榴、柘榴、若榴とかきます。 これは、さすがによめなかったですねぇ。。考える


 その『ザクロ』 ザクロ科ザクロ属の落葉小高木でその果実のことになります。


 旧約聖書や古代の医学書などにも登場している『ザクロ』は、5000年以上前から栽培されていた、古~い果物となります。


  原産は、 、 トルコ~イラン~北インドのヒマラヤ山地にいたる西南アジアとする説 、


         南ヨーロッパ原産とする説 、


         北アフリカ原産とする説などがあるそうです。


  語源については、 有力な原産地のひとつと考えられるティグリス川およびペルシア湾の東方にそれに平行してザグロス山脈があり、『ザクロ』は、ザクロス山脈を現地音に近い 「石榴」の字で音訳したともいう説があるそうです。


  『ザクロ』は、昔から健康や美容によいとされており、好んで食べられていたようです。


  原産地の有力説のひとつ・イランから世界に発進したと。 東にはシルクロードを通って中国へ、西にはヨーロッパに伝わり、

 日本へは平安時代に渡来したとい われています。



  初夏に鮮紅色の花をつけ、 果実は花托の発達したもので、球状で、秋に熟すと赤く硬い外皮が不規則に裂け、赤く透明な多汁性の果肉(仮種皮)の粒が無数に現れます。。 その外皮の中に果肉があり一粒ずつの中心に種子が存在 しております。


 ザクロには多くの品種、変種があり一般的な 赤身『ザクロ』のほかに、 白い水晶『ザクロ』や   果肉が黒い『ザクロ』などがあり  、アメリカ合衆国ではワンダフルら や ルビーレッドなど、中国では水晶石榴、剛石榴、大紅石榴 などの品種が多く栽培されているそうです 。

  日本に輸入され店頭にしばしば並ぶのはイラン産、カリフォルニア州産が多いとのことで、国産は、主に鑑賞用だとか。



  さて、本題。


 そんな『ザクロ』の栄養価ですが、 まずは、抗酸化作用のあるデルフィニジンシアニジンなどのアントシアニン

 

  そして、エラグ酸などのタンニン類が含まれているため、生活習慣病予防に効果があるといわれます。


注

なお、『ザクロ』に女性ホルモンが含まれているということで一時ブームになりましたが、種子に含まれる エストロン(女性ホルモンに近い成分)という成分はごくわずかで実際の効果のほどは不明だそうです。


  ただ、 女性に不足しがちな鉄分や美容には欠かせない ビタミンB1、B2、ビタミンC、カルシウム、 カリウム、ナトリウム、ナイアシン、リン、クエン酸などが 含まれている栄養価が確実に高い果物であることはたしかであります




これは、『ザクロ』の逸話ですが、


ボッティチェッリ作「ザクロの聖母」。彼はこの ほかにもザクロと聖母を描いています。聖母マリ アの「純潔」と、文化・民族を抱合して一つとな る「キリスト教」の象徴として描かれています。 前出もお話し致しましたが『ザクロ』には硬い皮の中に無数の粒が入っています。


  ゆえに栄 と 豊穣(多産)の象徴ともされてきました


  またその形態から「統一」を表し、人種 や  文化の違い を越えて「信仰」によって一体となるキ リスト教を象徴することもあるそうです
Cafe&Val NICO OfficialBlog


上の絵はそれを現す絵なんですね



       もうひとつ 「象徴辞典」によれば


  『ザクロ』と言えば西洋人の頭 に浮かぶのは、 ギリシャ神話の「ペルセポネの略奪」なんだそうで、冥界の王ハーデースがペルセポネ

(ペルセフォネとも。 全能の神・ゼウス と 大地と農業の女神・デメテルの娘です

)の”美”をみそめ、ゼウスに 娘と結婚したいと 申し出ます ゼウスは承諾したのですが その妻デメテルには拒否されました

そこで 王ハーデースは ベルセポネをさらい連れ帰りました 。

ゼウスに帰すように言われた冥界の王は、ベルセポネに『ザクロ』を食べさせ、地上に戻れなくした。


という逸話があります。。


ペンただしペルセポネの母デメテルの悲しみが深く、(娘であるペルセ フォネの居ない間 悲しくて 作物を実らせませんでした)

それから 世の中は 季節の3分の1 つまり 地上には 一年の間 作物の出来ない 季節・ 冬という季節が来るようになったのです 。
この豊穣の女神のデメテルの母の悲しみが「」 を生んだのですから、思えば罪作りな『ザクロ』であります。


そんな『ザクロ』。


 今回は、ランチで牛すじを柔らか~く煮て、それをさらに、トマトソースで煮込んでいまして、その中に種ごと、『ザクロ』をぶっこんでいます。柔らかな酸味 と 甘さを出すために!種はそのまま、お召し上がりになれますので。

ココロよりお待ち申し上げる次第です



時間は、あるようでない。 そして、時間は戻らない・・・


なので、今は今のためにガンバっちょる Joeでした


また、来週hoshi*