キッチンからのひとしずく ~其の九十五~
いよいよ、寒さが増してきましたネ
お昼帯は暖かいですが、夜になると・・・
そんな日にNICO で、ホットサングリアでも飲みながら体の芯から温まりませんか
ハーブティを使用してるので、美容にも
こんばんわ キッチンのJoe です。
さて、今宵は
「和梨」(其の三十九参照ください。)については、やりましたが
本日は優雅な外見、弾力にとんだ白い果肉と、ジューシーで甘くとろけるような
そう・・・・・・ 『洋梨』です。
まぁともにバラ科のナシ属となります。
「和梨」の原産は、中国に対し、 『洋梨』の原産は、ヨーロッパで古くは古代ギリシャで栽培が行われていたとのことです。
日本には、明治時代に来日したそうですが、日本の気候に合わず、山形県などごく一部で栽培が始まったそうです
形は「和梨」が球形に対し、種類にもよりますが『洋梨』はいびつで、独特なビン形をしています。
「和梨」のようにシャリシャリした食感ではなく、甘~い優雅な香りでまろやかでねっとりとした食感になります。
ただ、もぎたては硬く 、一定期間放置して追熟(( 『洋梨』は「和梨」と違い、木で完熟したものを収穫して食べるのではなく、ある程度熟したものを収穫し、一定温度の中で保存し、成熟させてから食べます。これを追熟と言います。 )することによって、
果実に含まれるデンプンが分解されて果糖、ブドウ糖などの糖になるとともに、ペクチンのゲル化により、甘みと滑らかさが増加します。
*『洋梨』は木上では完熟しないらしいです。
ただ、冷蔵庫などで冷却することにより、追熟を中断することもできます。
さて、『洋梨』の栄養価ですが、これは、「和梨」とほぼ同じです。
ただ、お復習ついでに、今一度。
まずは、『洋梨』に多く含まれている果糖・ ブドウ糖は、身体や脳の働きを助け る大切なエネルギー源となります
そして、疲労回復に役立つアミノ酸の 一つ アスパラギン酸がふくまれています。
それからそれから、ソルビトールは、甘く冷涼感のある糖アルコールで、咳止め や 解熱効果にもってこいとされています。
また、 『梨』類にはタンパク質を分解する消化酵素のプロテアーゼを含んでいて、肉料理につかえば肉を 柔らかくする事が出来るだけでなく、食後のデザートに梨を食べる事で消化をサポートしてくれます。
更に、 カリウムを含んでいるため身体からナトリウムを出す働き、また高血圧症の方によいとされています。
『洋梨』には、 フラバノールやアントシアニン などのポリフェノールも含まれているため、がん予 防にも効果が期待できます
がしかし、水分が約88%で、ビタミン類はほぼふくんでおりませぬ
ヨーロッパでの話ですが、 ヨーロッパではこの世に存在する最も美しい果物として、その形は「女神の乳房」 や グラマラスな女性にたとえられます。そして、芳しい果汁は「ビーナスの涙」とも言われています。
昨年、『洋梨』 を使ったドレッシングを「ビーナスの涙」と名付けちゃいました。。
そして、僕が、まだ駆け出しの小僧時代は「Poire,Poire(ポワール) 」とよく先輩にいわれてましたね
フランス語で「Poire →洋梨」それが転じて「用なし」と・・・
まぁそれは、さておき種類です。(一応、今年使った『洋梨』です。)
1、ラ・フランス。
フランス原産で1864年に発見され、明治前期に導入されました。『洋ナシ』の代表格。
形・外観共よく ないものの、果汁が多く、香りよ く、味よく、その品質の素晴らしさで「西洋梨の王様」と形容されています 。←今週のランチのパスタに
2、 ドワイアンヌ・ドゥ・コミス。
コミスとも呼ばれ、果肉は柔らかくしっとりとして おり、多汁です。甘味をつよくかんじます。日本で は生産量が非常に少なく「幻の西洋梨」とも呼ばれ ています。←只今、追熟中です。
3、スタークリムゾン。
袋をかけないで栽培するやので虫の害を受けやすく、ス レなどのキズも付きやすいのが難点らしいでが、赤い果皮(クリムソンレッド)が特徴の珍しかった洋梨です。
味は早生ものらしい少し酸味のあるさわやかな甘さでした。←9月頃につかっていました。
4、バラード。 バートレット(イギリス種)×ラ・フランスを掛け合わせた山形県生まれの洋梨。甘み が強く、果肉の食感はなめらかで果汁も豊富。←先週、お通しにて。(写真わすれました。外見はほぼ洋ナシでした)
5、オーロラ。
マルゲリット・マリーラと バートレットを掛け合わせでアメリカのニューヨーク州立農業試験場で育成されました。見た目 は褐色で、甘みの中にさわやかな酸味があり、緻密な果肉は果汁が豊富でとろけるような食感。完熟すると甘い香りでした。←こちらは、ランチのドレッシングにて提供させていただきました。
他にも多数ありますがこの辺にて。
これからも、レクチェなどがでてくるはずですので、おみのがしなく。
今年も入荷いたしました 天然のインスリン 「キクイモ」です
(生姜でわございまえん)
いまは、埼玉わ秩父産のものを使用中です
旬のものは、旬のうちに です。 ぜひ
【心を燃やそう その時、一番生きている から】 と いつもメラメラの
Joe でした