度々リブログさせていただいている篠先生のブログ。


今回もつくづく同意な内容なのでシェアします。


自分で考え

自分で決める。


当たり前のことですが、


日本人は意外とできていない人が多いなと感じます。


教育も、万人にあうものはありません。

だからこそ

こどもたちが感じる違和感を大切にして

自分にフィットする学び方を選んでいけばいい。


そんな学校はまだまだ少ないから

ホームスクールを余儀なくされることもあると思います。

けれど長期的に考えて

その方がこどもの成長にとって

大きな意義があると思います。


先生や親に意見して

安心できる居場所を失うよりは

心では違うと思っても

言う通りにするほうが面倒じゃない。

そうやって思考停止が生まれます。


自分で納得して決めてきたわけじゃないから

いつかどこかで

その気持ちが爆発します。

思春期かもしれないし

大人になってからかもしれない。


不登校のこどもたちは

自分の違和感を大切にしたからこそ

学校に行かない選択をしました。

余儀なくそうなったとしても

それがその子にとって大切な選択肢であったから

そうなったにすぎません。


フリースペースで

こどもたちとかかわっていて思うのは

生きていく上での

人としてのマナーも

こども同士で学び合っているということ。


不登校の子には

発達に特徴がある子も多く

相手の気持ちを察することが苦手な子ももちろんいます。

けれど

得意な子ももちろんいる。


なにかケンカやちょっとしたトラブルなどを通して

それを学んでいくのです。


どんなに感情が爆発したとしても

ここは受け止めてくれる場所。


スタッフはもちろん

来ている子どもたちも

そんな体験をしてきて

見てきて

だからこそ

心が爆発した子がいても

決して非難しないし見捨てない。

しつこく関わって圧をかけることもない。


丁度いい塩梅で

関わってくれるのです。


まだたんぽぽがスタートした頃は

スタッフで対応していたことが

今では成長したこどもたちが

スタッフをごく自然にサポートして

こども同士で助け合う空気を生み出してくれています。


もちろんまだまだ葛藤する年頃でもありますが

そんな葛藤も話せる仲間ができるのです。

そういう姿を見ると


ああ、この子達は大丈夫だ。

社会に出ても

ちゃんと自分で自分をサポートできる。

そう思います。

自分のごきげんは自分でとる。

そのためにはいろいろな方法があることも

フリースペースの関わりから

自然に学んでいるのです。


そういう場所に通えない子も

ネットを通してもリテラシーは学べるし

何より親から学びます。


イギリスに住んでいた友人から聞いた話では

当たり前にレディファーストで扉を開けてまつ父親

を見ているから

2歳でもレディファーストをしてくれるそうです。


なんてかわいい✨


例えば親がフードコートで

食べ終わったらテーブルを拭いて帰る家庭の子は

当たり前にテーブルを拭くし


バスや電車で親がご高齢者に席を譲る姿をみていれば

こどもも自然に譲るようになります。


家庭にいる時間が長いなら

こどもとたくさん対話できるチャンスです。

たくさんの人と関わらなくても

家庭という場所で対話できていれば大丈夫。


親の意見を押し付けることなく

楽しい時間をたくさん過ごしてください。


好きなことをできる範囲で

どんどんやらせてあげてください。


そういうワクワクしたトライ&エラーの時間が

人の想像力を育むのです。


勉強より何より

大切な時間です。