給食を完食強要…

これはもうね、本当に理解がなくて悲しい。

不登校の子どもには
味覚過敏わりとあることも多いので
悲しく思ったかた、多いのではないでしょうか。

何でも食べられる人には
わからないのは仕方ないのかもしれないけれど
寄り添って知ろうとすることはできるはず。
そういう経験値を増やすことで
多様な子どもたちへの理解も深まるのだから。

我が子も味覚過敏があり、
食べられるものが給食には少なかった。
同じ食材でも、新鮮なものなら食べられることも多いが、
調理法でも食べられるかどうかが変わる。
家では焼きそばは食べられるメニューでも
学校で食べたときは食べられなかった。

だから担任にも毎年きちんと伝えていたし、ちゃんと事前に減らした量に自分でしたり工夫をしていたが、ある学年のときに担任とは何度も衝突して結局お弁当にして、そのうち学校に行かなくなった。

わがままではなく、本当に食べられないのだ。
無理に食べさせると、吐いて体調を崩すのだ。

味覚過敏があるからこそ、味覚は優れてもいる。

それを
わがまま
という人もいるけれど

料理に携わる人からは

素晴らしい才能

と言われた。

親がもっと努力すれば何とかなる?
いいえ。
親が愛する子どものために、
どれほど頑張って食事を工夫してきたか。
味覚過敏の子がいる親は、
数倍、数百倍努力してきている。

我が子はもう成人なので
自分の食事は自分で作れるし
コントロールしているが
それまでどれほど大変だったか。
このテーマは朝になるまで語りあえる。笑

食育とは何か。
食に感謝し、幸せに食べることだと思うのだ。

たとえ戦時中だとして
食べるものがすくなくても
だれかと一緒に
食べる時だけは楽しい時間を過ごす。

それこそが大切だと私は思う。
栄養はいろんな形で摂取できる。
実際息子は、驚異の免疫力を持っていて
ほとんど病気にかからないし
周りがほぼ全員ウイルスにやられても
息子はかからないのだ。 
本当にすごいと我が子ながら思う。

給食を無理矢理完食させることは
食に対する恐怖しか生まない。

理解がないのは
視野が狭いのは
本当に悲しいこと。

視点を変えたら
道はいくらでもある。