今日は本のご紹介。
 

「非属の才能」山田玲司さんの著書。

タイトルに惹かれて読んだのですが
アタリでした!
 
 
出だしからいきなり
 
[「空気が読めないあなた」
「まわりから浮いているあなた」
「こんな世の中おかしいと思っているあなた」
 
おめでとうございます。
 
あなたには"非属の才能"があります。]
 
と始まります。
 
「学校に友人がひとりもいなかったという爆笑問題の太田光に大槻ケンヂ、
高校三年間で5分しか喋らなかったというお笑い芸人ほっしゃん。
どんなときもYESといい続けるオノ・ヨーコ、
人の言うことは聞くなという五味太郎。」
 
「才能というものは、どこにも属せない感覚のなかにある」
 
「日本人の受けている教育の多くは「協調」などではなく「同調」の圧力だ」
 
などと、めちゃくちゃうなづいてしまう内容ばかり。
 
同調さえしていれば気楽に生きていけるからと
自分はどういう人間か、
幸せとは何かという人生の大問題はうやむやにされ、
主張すべき自分がないまま、
行列のうしろに並ぶ人生では、
これからの時代を生き抜くのは難しい。
 
人と違う、を悩まずに伸ばして幸せに生きている人を
死ぬほどみてきたという著書の言葉にはすごく説得力がありました。
 
面白くてあっというまに読んでしまいますが、中でも
「学校嫌いは才能のサイン」
 
これです、これ。
お伝えしたいのは。
 
この章では、
昼過ぎから登校というスローライフ戦法にでた水木しげる、
学校や父親との確執を乗り越えて映画「プラトーン」で
大成功を収めたオリバーストーン監督、
トットちゃん、エジソン、手塚治虫など、
学校嫌いの著名人がたくさんでてきます。
 
同調の雰囲気に違和感を感じ、従わないような
コペルニクス的才能、コロンブス的才能は
誰の中にも本来あるもの。
 
 
「時代の空気や周囲の常識より、
ただ本人を信じてあげればいいだけの話」
 
 
そうなんです。
不登校サポートをしてきていつも感じていること。
 
無条件に信じてあげるって、
意外と難しい。
 
なぜなら、親自身が
「「良い群れに属さないと幸せになれない」
という親の呪いがかけられている」
から。
 
 
100%の才能なんかなくても
1%のなにかの才能をみつけてあげられるのが親。
 
世間の目や常識にとらわれていると
1%が見えなかったりする。
 
いろいろな1%があるからこそ
豊かな人になるのだと思います。
 
たくさん失敗するチャンスを
奪わないで
1%探しをどんどんしよう
 
 
「あなたの非属の才能はなんですか?」
 
 
 
不登校に悩む保護者の皆様に
超オススメの本でした。