庵野秀明展 @ 国立新美術館 | カフェレオグループの社長ブログ

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グループ企業で「アルジャーノンプロダクト」「日本卓上開発」「CPL」という会社を運営しています。

もうすでに行かれた方も多いかと思いますが先日当社のスタッフ達と国立新美術で開催されている「庵野秀明展」に行ってきました。




庵野さん自身の形成を振り返る特撮作品やアマチュア時代の活動、プロとしての実績から現在の活動、そして将来のことまで印刷物から立体の作品まで膨大な資料とともに紹介されています。




1971年生まれの僕はウルトラマンや仮面ライダーなどの特撮作品は再放送から入った世代で機動戦士ガンダムも再放送組ですが、小学生の時にはガンプラ目当てで近所の模型屋や文具店に足繁く通ったものです。


当時は現在のようにコンテンツが溢れ様々なプラットフォームで情報が得られる時代ではないので、当時放映される作品は自然と通る道で学校で友人達とのコミュニケーションのツールとしても必要なものでした。

特にバンダイさんが発売していた超合金やハイグレードのプラモデルは小遣いが足りない自分にとっては物欲のターゲットであり「執着」というのはそういうところから生まれるのかもしれません。



すでにそういう年代の頃から活動をしていた庵野さんですが、アマチュア時代の活動の紹介をつぶさに見ていくと当時の作品に対する評論的な立場からの完成度の追求が現在の作品の完成度の高さに結びついているのかもしれません。



NHKで放映されたプロフェッショナルでの特集やAmazonプライムで放映されたダウンタウンの松本人志さんとの対談などすでに予習をしていたこともあって館内を後にしたときは既に4時間を経過していました。


自身も95年に所属していたパソコンソフト卸会社で営業をしていた時はリアルタイムにエヴァンゲリオンに関連する商品の販売にどっぷり関わっていたので思い出も深いです。




当時の特撮作品に大きくインスパイアを受けた庵野さんが手がける「シン・ウルトラマン」は期待しかなくて、きっとこの展示会のことを思い出しながら観てしまうのではないかと思います。




印象深かったのは来場者の人たちの年齢が若く女性の人たちの多さです。


昭和時代のウルトラマンや仮面ライダーやロボットアニメなどは「男の子」のイメージが強く実際に「少年ジャンプ」など明確に少年と少女で性別の区別がつけられていたものです。


もちろん「シン・エヴァンゲリオン」の大ヒットの効果はあるのでしょうがダイバーシティの時代にとってエンターテイメントが年齢も性別も超えてマーケットを拡げていくことは庵野監督の大きな功績のひとつだと思います。


一般価格の2100円で得られるコストパフォーマンスこそ映画も含めた「興行」の醍醐味だと感じました。




まだ行かれていない方は開催期間中にぜひ足を運ばれてみてください。