「マクロビオティック」とは何か/外食と健康のキーワードをメニューへ

dailys cafe magazine/143

マクロビオティック(macrobiotic)の語源は、古代ギリシャ語でマクロビオスであり、つまりmacro(大きい、長い)bio (生命) tic(術・学)のことであり、意味は「長く生きるための理論と方法」「大きな視野で生命を見ること」である。いかに自然界の法則としての根本原理に基づいた人間の真の幸福にいたる道のひとつの入り口という考え方であろう。


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●食と健康は人間の永久のテーマである

 マクロビオティックは欧米で広まり、世間で言われるセレブ俗の間で健康を保つための食事療法として注目されたことに起因している。特に食療法の基本には、三つの要素から構成されており、一つめは、「身土不二」(しんどふじ)体と環境はひとつである。人はその土地でとれた食物を調達して、その季節にあった食べ物をとることが大切であり、その土地で取れた食物を食べることによって暮らしている場所の気候や風土に適した季節の食基を摂取することが健康に繋がる。

二つめは、「一物一体」(いちぶついったい)ひとつの物を丸ごと食べることであり、穀物の皮や胚、野菜の皮にはそれぞれの食物が持ったビタミン、ミネラルが豊富に含まれている。つまり穀物や野菜などの食物は全体として栄養素が調和して栄養を十分にとることができる。

三つめは、「陰陽の調和」(いんようのちょうわ、)あらゆる食物はその特性として体を温めたり、冷ましたりするなど作用が人間の健康状態によって食事を考えるということである。食と健康は永久のテーマであり、いかに「食を通して健康を維持する」かが新しい時代に求められる食のあり方であろう。


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飲食店におけるマクロビオの役割

 マクロビオティックという言葉は、すでに欧米では日常語として通用する言葉であり、それらの主要都市には多くのマクロビオティックの食事を提供するレストラン、カフェ、食料品店が存在していることだ。


まだ日本ではようやくマクロビオティックという言葉が医療機関やメデアでも取り挙げられるようになってきた。それは、日本人の食事やライフスタイルが欧米化していたため、体質や病気も欧米化してきたことである、やっと食療法の大切さに気づいたところであろう。現在は癌以外に糖尿病、心臓病、循環器疾患も急激に増えていることを理解しなければならない。


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これからの時代は、健康を維持するためのキーワードとして「ローハス」「オーガニック」同様にマクロビオは生活者に浸透していくだろう。しかしこのマクロビオを飲食店に生かしていくかは、ただ単に流行の言葉だけの訴求ではなく、真の食のあり方(食を通して健康を維持すること)を提案することがマクロビオティックの役割でなければならない。