魔法の夢ノート®︎ヴィジョントレーナーの
柳生 野里子です。



今日はしょうもない夫婦喧嘩ネタなので、忙しい人は読まなくていいです(笑)




昨晩のことだった。



日付が変わった頃、私は寝室で宿敵モスキートの襲撃を受けていた。



暗闇の中の黒く小さいアイツを見つけることができず、耳に障るモスキートの音についに我慢できなくなった私は



やむなくリビングへ退避。



一連の戦いにより、覚醒してしまった私はそこから3時間超眠りにつくことはできなかった。



朝方、鳥たちがピーチクパーチク歌い出した頃にようやく再びの眠気を得た私は



何とか布団の中へ帰還したのであった。



宿敵の姿はもはやなかったが、安心して眠りにつくにはしばしの時間が必要だった。



我が家にはモスキートの攻撃を受けない者がいて、熟睡していた君はいつものように早起きをするのだった。夫だ。



夫が起きた瞬間、トイレから出た後、ジョギングに行く前、帰った後、ことごとく声を掛けられる私は



もはや眠れたのかどうかさえ認識できない世界にいた。



特に予定のない土曜日の朝。



せっかくの休みだから早く活動したい夫
(既にひと汗かいてきて空腹がピークに来ている人)



VS



せっかくの休みだからもう少しゆっくりスタートしたい私
(とにかく眠たい。もう少し横になりたい人)



夜中に寝られなかったからもう少し休ませて欲しいと願い出るも、あまりにしつこいので、起きてみるとまだ7:30。



子供たちとリビングへ上がる。



夫は空腹と、何度起こしても起きてこない私へのイライラがMAXに達している。



家族揃って朝食をいただくのは大切なことだと思う。



しかし大人なんだから、腹が減ってイライラするくらいならバナナでも食っとけ!!



今度は私のイライラスイッチがオン。



長い長い冷戦が始まった。



と言っても、朝食が済み空腹を満たすことのできた彼にとってはもう過ぎた話。



私が冷たくあしらおうが無視しようが、私の喧嘩を買う気配もない。



普通に話しかけてくる。



そこにさらにイライラが募る。



私の喧嘩、買わんかい!!



この一週間、子供たちの幼稚園再開により急に忙しくなった私。



再開と言っても段階的で、6月中は幼稚園バスも給食もなし。送り迎えの蜜を避けるため、学年ごとに登園・降園の時間が異なる。



我が家には年少と年長の子がいるため、私は毎日家と1km程離れた幼稚園を3往復する日々であった。



まっすぐ家に帰れればまだ良いが、時間調整のため途中に公園を挟むこともしばしばである。



6月の名古屋は連日30度を超える暑さで、コロナウイルス対策によりマスク着用を求められ、その暑さの体感は実際のそれよりも上回っていた。



これまでお休みだった子供の習い事も始まり、私は一日中自転車を漕いでいるような感覚だ。



久しぶりに会うママ友との会話は楽しく、何気ない会話ができる幸せを感じるが



急に増えた、ママ友や先生、子供たちの新たなクラスメイトのママとのコミュニケーションが、私の心を知らぬ間に緊張させているのが分かる。



夫は夫で、緊急事態宣言が解除されて以降、在宅勤務は幻となり、毎日のように会社で残業をして帰って来ていた。



夜遅くに疲れて帰ってくる夫の為、せめて晩ご飯は出来立てのものをと、子供と寝落ちしても、帰って来た夫に起こしてもらい私は食事を作った。



夫への労いの気持ちだった。



みんな頑張った一週間。



夫も、子供たちも。そして私も。



だから私のことも、もう少し労って欲しかった。



やっと終わった、長かった一週間。



昨日は寝たくても寝られなかったのだから、休日の朝もう少し寝かせて欲しい。それだけだった。



喧嘩を買ってくれれば、その本音砲を放つだけなのに、買わない夫。
時間が経てば私のイライラは収まるだろうから「反応しない」に徹する人。



お昼ご飯は私の不機嫌により、まるでお通夜のような空気だった。



子供たちまで黙ってしまった。



お母さんの機嫌というのは、こうも家族の空気を変えてしまうのだなと実感した。


やぎゅう のりこちゃんへ(笑)


娘はご機嫌ナナメのお母さんを何とか元気付けようと、お手紙を書いてくれた。



私の一番好きな黄色尽くしで。
ありがとうね。



息子はとにかく私にくっついてくる。
食事はお母さんのお膝の上で、とくっついてくる。
ごめんね。



お昼を食べた後、私は夫から離れて和室の畳の上で昼寝した。何も言わず。



ほとんど眠れなかったけれど、横になったことで身体は休まった。



これで私の気はだいぶ済んでいたが、大事な本音をまだ伝えていないので、不機嫌モードは敢えて続けることにした。



夕方、子供たちがおじいちゃんたちの部屋へ行っている間に、夫に私の気持ちを伝えようかと思ったが



子供たちにも私の不機嫌の理由を伝えた方が良いような気がして、夕飯まで待った。
お母さんだってこんな気持ちになる、と知って欲しかった。



今日のメニューは夫の焼きそば。
買い物も勝手に行ってきてくれた。



乾杯する頃には私の態度も軟化していたが、一呼吸おいて私は自分の気持ちを話し始めた。



夫は、そこまでの私の気持ちに気が付かなくて、朝の自分の態度は反省するところがあると言った。



子供たちの前での仲直りセレモニーであった。
子供たちもちゃんと話を聞いた。
 

「お母さんの不機嫌はこれにて終了!」



冷戦は終結した。



面と向かって自分の気持ちを伝えて、受け取ってもらったから終わることができた。



夕飯はいつものように楽しくいただいた。



食事の後、娘が絵画造形教室で作ったカラフルなランタンを部屋の明かりを消してみんなで楽しんだ。



リビングの天井にオーロラが現れた。





来週も送り迎え、頑張るぞ。