時代の流れに沿って、音楽も変わっていくと思います。

流行が変わることも当然ですし、たとえまったく同じ曲でも、聴いた時期によって聴こえ方が違ったりします。

今回は、小田和正の曲を聞き比べることで音楽の移り変わりの一片を見てみたいと思います。




皆さんが小田和正で一番よく知っているアルバムは「自己ベスト」でしょうか。

著者: 小田和正
タイトル: 自己ベスト


このアルバムの中で、小田和正がオフコースというグループに所属していたときの曲が入っています。

4番「さよなら」、6番「言葉にできない」、とかが有名でしょうか。

これらの曲はオフコースのときに、小田和正が作詞作曲したものです。


「自己ベスト」には、これらの曲を小田和正がもう一度うたいなおしたものが入っています。

つまり、昔の自分の曲を今カバーしているのです。
ということは、オフコース時代の曲と現在の曲を聴き比べれば音楽の移り変わりの一片が見えるのではないか、というわけです。




もちろん、音楽の移り変わりといっても、小田和正本人の変化であり、音楽全体の移り変わりを知ることはできないと思います。

しかし、この「自己ベスト」を出したときに本人は、「今一番いいと思うようにアレンジした」といっていました。

本人ですら時代が流れるにつれ、作った曲を違うように聴き、そして修正したのです。

その一人の音楽家の変化を見てみるのも面白いのではないでしょうか?

ちなみに私は、「さよなら」はオフコース時代のものが、「言葉にできない」は自己ベストに入っているものが好きです。



ちなみに、オフコース時代の曲を聴くためのCDをご紹介します。

値段も安く、なんとなく自分が好きな曲が入っていたために買ってしまった一枚です(笑)

著者: オフコース
タイトル: 2000(ミレニアム)ベスト