2種類のアイスメイク | CafeMocha

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アイスメイクには大まかに2種類あると思う。施設を維持する為のアイスメイクと選手強化の為のアイスメイク。この2つはまったく違う。まず維持管理を考えるとコスト削減は譲れない。そのために氷は-5度以上冷やして冷凍機に負担を掛けないように運転間隔を長くする。ぺプリングは長時間持つようにする。普段、アイスの高低差はあまり考えない。アイスメイクの時間は短い。だからアイスは滑らないし曲がらない。今の日本の専用リンクはほとんどこれだろう。

それに対して選手強化の為のアイスメイクは逆だ。キーンでカールするアイスにする為に大まかには氷温を-3.5度から-4.0度くらいに保ち、天気、外気温等によってその都度室温を調節する。ぺプルの温度、大きさを変える等々。まずはデーター集めから始まり、とにかく手間が掛かる。もちろん冷凍機にも負担が掛かり経費も増える。


カーリングホールみよたの誇れるところはクラブ運営だということ。その他の専用リンクみたいに行政や企業が運営していない。行政、企業等スポンサーの協力、会員の協力を得て自ら運営して成り立っている。

数日前にハウス入れが行われたが、凄かった。ホール会員の秘められたパワーを感じた。


柔軟性があるクラブ運営だからこそ出来ることもある。とにかく今年は空調等の設備も整うし、今まで日本に無かったキーンで曲がるするアイスを作りたい。そうしないと選手のレベルは上がらない。一昔は専用リンクがあるだけでも恵まれた環境だったが、今やリンクが有るか無いかを考えてる時代ではない。