私の場合、寝るという行為と起きるという行為
がはっきりしていて、うとうとするとか、うっ
かり寝てしまうとか、寝惚けるといったことが
ほとんどありません。
ベッドに入って、さあ、寝よう!と思わなけれ
ば寝ることはないし、朝は朝で目覚めた瞬間か
ら頭はクリア、体も通常モードでスタートしま
す。
だからなのか、夢はあまり見ないし、見ていた
としてもほとんど覚えていない。
毎日のように夢を見て、内容までしっかり覚え
ている娘たちを羨ましく感じます。
うつらうつらしている時に、ハイヤーや高次の
存在に繋がりやすいと聞いたことがあるけれ
ど、だとしたら、私にはその方法は難しい。
数日前の午後3時頃に散歩した石神井公園。
先日、あまり得意ではない瞑想をしました。
しばらくすると、八角形の陶器製の置物が見え
て来ました。
その表面に何かの絵と数行の文が描かれていま
した。
陶器の色は黄色でした。
そのうち、一部分がクローズアップされ、徐々
にズームアップされていき、文の内容が読めそ
うなところまで寄っていったのですが、もう少
しというところで消えてしまいました。
こういうパターンは時々あって、お経のような
祝詞のような文面が見えた時にも同じようにク
ローズアップされ、後ちょっとで読める!と思
った途端、フェードアウトしてしまう。
今回もやっぱり読めませんでした。
八角形の陶器が消えると、今度は綺麗に切り揃
えられた水菜のような野菜がのった白い小皿が
登場しました。
黒いお箸が右横から出て来て、水菜のような野
菜を掴みました。
私ではない誰かがお箸を持っているイメージで
私の口元に運んで来ます。
私は釣られるように思わず口を開けました。
するとその瞬間、ヒュン!と口の中に風のよう
なものが入り込みました。
ものすごく現実味があり、そこで我に返りまし
た。
今何が口の中に入ったんだろう…と心配になり
ましたが、もしかしたら、途中からこれは夢に
なっていたのかもしれない…と思い始めまし
た。
八角形の陶器の時は確実に起きていたけれど、
白い小皿が出て来た辺りから、気付かぬうちに
うつらうつらしていたのかも。
ふと、白昼夢という言葉が頭に浮かんで、検索
してみると、
「白昼夢は、日中、目覚めている状態で、現実
で起きているかのような空想や想像を夢のよう
に映像として見る非現実的な体験」
とありました。
それだ!白昼夢だ!
自分的にも寝たような気はしなかったから、起
きた状態で非現実的な体験をしてしまったんだ
と思う。
そう思うのが一番しっくり来ます。
瞑想からの白昼夢。
ちょっと境界線があやふやな、よくわからない
不思議な時間。
それにしても、口に何かが入って来た時の感
覚…あれはリアル過ぎた…