四角い絵皿と派手な色彩のトカゲの置物。



どちらも10数年前にスペイン・バルセロナを旅

行した時に購入したもの。

お皿に描かれているのは、アントニオ・ガウデ

ィ建築サグラダファミリアの尖塔部分。

トカゲの置物は、同じくガウディ建築のグエル

公園にあるトカゲの噴水を模したもの。

どちらもハンドペインティングです。

お皿は食器棚の奥に仕舞い込まれ、すっかり忘

れ去られていたし、トカゲはベランダに放置さ

れていました。

数日前、我が家に客人がみえたので、普段使わ

ないお皿を取り出そうとしていたら、その奥

にあったお皿が滑り落ちそうになりました。

さっと受け止めたそのお皿がサグラダファミリ

アの絵皿でした。

久しぶりに目にしたそのお皿、そのまま戻す気

にはならず、しばらくリビングに飾ることにし

ました。

その翌日、洗濯物を干していると、いつもは気

に止めない壁に貼り付いたトカゲが目に止ま

り、土埃をかぶっているのが気になりました。

後で拭こうと思いつつ、その日は忘れてしまい

ました。

翌日、リビングにいると何か視線を感じるので

そちらに目をやると、窓越しにトカゲがいまし

た。

トカゲがちょっと来て〜と私を呼んでいるよう

な気がしたので、ウェットティッシュを持って

ベランダへ。

トカゲは、這うようなイメージで壁に貼り付け

てあります。

8年ほど前に、ブルータックというガム状の

接着剤で、ピタッとしっかりくっ付けました。

トカゲの背中をウェットティッシュで拭こうと

軽く触れた途端、トカゲは壁からパコッとびっ

くりするほどの呆気なさで外れましたびっくり

そして私の手のひらに落ちました。

あぶなっあんぐり

トカゲのお腹側はこんなふうになっていて、



4つの足の裏にブルータックを付け、壁に密着


させていたのですが、いつの頃からか3つの足


が完全に壁から剥がれていたようで、1本足で


頑張ってぶら下がっていたようなのです驚き


それもついに限界を迎え、助けて〜、もう落ち


ちゃうよ〜と必死に私に伝えていたみたいで


す。


気が付いてあげられて良かったひらめき


ベランダに放置していたとはいえ、落ちて割れ


ている姿を見るのは悲しい悲しい


綺麗に洗って、リビングに置いてあげたら、な


んだか嬉しそうです。



しかし、なぜ今急にバルセロナのお土産が2つ


も浮上したのか真顔


不思議ですが、意味は考えないことにします。



追記:


ちょっと気になって調べてみたら、なんと!


トカゲではなく、ドラゴンなのだそうですあんぐり


10数年間、完全にトカゲだと思い込んでいま


した…不安