世田谷区にある豪徳寺を参拝しました。
先日の泉岳寺もそうですが、こちらのお寺も初
参拝です。
神社に心惹かれるようになったのは、ようやく
ここ3、4年のこと。
お寺に至っては、いまだにほとんど関わりのな
い未知過ぎるゾーン。
それでも少しずつ引っ張られる感じがします。
豪徳寺行きも前日の夜決めました。
ここ数日肌寒い曇り空が続いていましたが、こ
の日はまた暑さが戻り、青空も広がりました。
うっかり七分袖で出掛けてしまったのは選択ミ
ス

豪徳寺は戸建ての住宅街に囲まれた場所にある
のですが、その住宅街の細い道を外国人観光客
が大勢歩いていてびっくり。
本来なら人通りが少ない静かな住宅街のはず。
今や招き猫がいっぱいいるお寺として、外国人
にも有名になってしまったんだろうな

それにしても日本人を見かけない…
外国人観光客に付いて歩き、山門に到着。
ふと右手を見ると、雰囲気の良い松並木が続い
ています。
あ、こちらが参道だったんだ。
ならば、きちんと参道を通って入ろう。
参拝を終えた方達に混じり、私も参道の入口の
方に歩いて行きました。
インター(?)の低学年の子どもたちが社会見
学だったようで、先生に引率され、1列に並ん
でぞろぞろ参道を歩いて帰るところでした。
みんなお行儀が良くて可愛い

しかし、ここにも日本人はいない…
改めて、参道の入口から仕切り直しです。
さっきまであんなに人がいたのに、急に誰もい
なくなってしまいました
澄んだ空気感の松の参道を独り占め
山門。
最初にここに立った時はガヤガヤ賑わっていた
のに、誰もいなくなっている
青空と薄緑の仏殿の屋根と黒の常香炉。
常香炉の上に強そうな狛犬。
仏殿。
この辺りも人通りは激しかったのですが、ほん
の一瞬誰もいないかのよう。
仏殿の右手が授与所のようで、そちらは観光客
で溢れかえっていました。
空が広いなぁ
こちらが本堂。
扉は閉まっているのですが、小窓が付いてい
て、そこを開けると中に設置してある御賽銭箱
に手が届くようになっています。
そしてこの小窓が凄かった!
小さな引き戸を開けたその瞬間、ヒュン!と本
堂内に満ちていた濃密な空気が勢い良く飛び出
し、風と共に私の顔に当たりました。
一瞬、別次元へ。
なんという芳しい香り
なんという清らかな風
神々しいと言うのか、仏々しいと言うのか?
ほんの一瞬だったのですが、なんとも素晴らし
いものを顔に浴びて、感動してしまいました。
もう一度浴びたい
招福殿。
おそらくこちらが外国人観光客に一番人気。
この招き猫さんと一緒に写真を撮る人が次から
次へと後を立たなかった。
この井戸が手水屋代わりのようです。
ちゃんと水が出ました。
良い感じ
こちらの小さなお社↓はみんな素通りしてしま
うですよね…
お目当てはこちら↓で、映え写真を撮ろうとい
う人たちで溢れていました。
人が写り込まなかったの我ながらすごい
三重塔。
梵鐘。
呼ばれたような気がして振り向いたら、小さな
お地蔵様がいらっしゃいました。
豪徳寺といえば井伊直弼の墓所、と言われるく
らい有名なようですが、今回私は行きませんで
した。
なんか全然呼ばれなかったみたいなので