少し前から一部界隈で話題になっている、「今

日、誰のために生きる?…アフリカの小さな村

が教えてくれた幸せがずっと続く30の物語」と

いう本。

ひすいこたろうさん、ペンキ画家のSHOGEN 

さんの共著。

本の紹介文として、「アフリカにある、しあわ

せがずっと続く村、ブンジュ村。 約200人が

住む小さな村です。 アフリカのペンキアート

「ティンガティンガ」を学びに行ったSHOGE

N(ショーゲン)さんが、この村と出会い、村

人と共に生活し、生きる喜びを知っていく物

語。」 とあります。

さらに、「ある日、ブンジュ村の村長が言いま

した。 『この世が滅亡する時は、日本人に虫の

音が聞こえなくなった時だよ』」。

虫の音を雑音ではなく、声として認識できるの

は日本人とポリネシア人だけ…という話は聞い

たことがあります。

その日本人が虫の音を声として捉えられなくな

る時とはどういうことか。

人々の心に余裕がなくなって、風流を楽しむこ

とさえ出来なくなる時ということ?

気にはなりつつも、まだこの本を読んでいませ

ん。

が、先日Instagramを見ていたら、たまたま流

れてきた広告で、SHOGEN さんが東京で個展

を開いていることを知りました。

ピピン!これは絶対に見に行こう!と思いまし

た。

そして、行ってきましたニコニコ

大手町の三井住友銀行東館1階アース・ガーデン

にて。

撮影OKでした。


「SWIM」





「おやすみ」




下調べ無しで行ったので、こんなにも可愛らし

く繊細な絵であったことにまずびっくりしまし

た。

ペンキ画という名称から、もっとダイナミック

で勢いのある絵…というイメージを勝手に持っ

ていたので。


「生命が宿るバオバブの木」





「祈り」




自然に対して祈りを捧げている人たちを描いた


そうです。


この絵、とても好きです。



「覚悟のとき」



友達が泣かされて、その仕返しに1人で向かう


エンジョちゃんの勇ましいけど、ちょっと不安


げな姿。



「ベストフレンド」





「あたたかい境界線」



どんなにいがみ合っている人同士にも、その間


には「あたたかい境界線」というのがあるんだ


よと教えてもらい、そのイメージを描いたそう


です。




「ハートの木目を見つけたザイちゃんとカバの


親子」





「虹色の雨を食べる子供たち」





そして、ブンジュ村の村長さんの言葉もいくつ


か紹介されていました。


「何かを手に入れたいときは、何かを手放さな


いといけないんだ。 どちらか一つだよ。」


「歓喜して生きるということが大切なんだ。


自分の心の中の本当の声に耳を傾けていたら、


夜空に満月が出てくるんだよ。


その満月が自分が進むべき方向を照らしてくれ


るからね。」


心に沁みます。


「息を吸うときの自分、吐くときの自分にもの


すごい喜びを感じていた。


それが日本人だったんだよ。」


突如登場する日本人…


代々伝えられて来た、ブンジュ村の人々と昔の


日本人との繋がり。


どこでどんなふうに交わることがあったんだろ


う。


今読んでいる本を読み終えたら、読んでみよう


と思います。