先日、銀座の王子ホールで行われた、次女
の音高・音大時代の恩師によるピアノリサ
イルを鑑賞して来ました

E先生には、7年間本当にお世話になりま
した。
ガラスのように繊細なメンタルだった娘も
E先生に鍛えられ、少しずつ逞しくなって
行きました。
音高・音大の先生方の指導は、それはそれ
は厳しいです。
ピアノの世界も、高校野球などのスポーツ
界同様、昭和の古い体質をそのまま引き摺
り続けているように思います

もちろん厳しさにもいろいろあって、そこ
に愛があれば、多少なりとも愛を感じられ
るのであれば、納得と共に乗り越えること
ができるでしょう。
でも、そうでない場合も残念ながらある

娘の恩師は、愛ある厳しさで指導してくだ
さいました。
このレベルまでは行けるはず、もっと表現
できるはず、もっと良い音を出せるはず、
と娘自身が持っているもの、秘めているも
のを信じて、それらを引き出してください
ました。
他のピアノの学生がそうであるように、娘
も数えきれないほどレッスン中、泣きまし
た。
先生の叱責が納得の行くもので、でも自分
がその要求になかなか応えられない時、自
分の不甲斐なさに悔し涙を流すのです。
実際のところ、そのくらい鍛えられないと
人前で演奏することはできない

師事する先生がリサイタルを開けば、門下
生は必ずチケットを購入して聴きに行かな
ければいけないという門下が多い中、E先
生は門下生にチケットを買わせることは絶
対にしない方でした。
毎回、招待券という形でチケットを渡して
くださいました

今回も、すでに門下を卒業している娘に、
2枚郵送で送ってくださったのでした

この日の曲目は、ラヴェルとシューマン。
煌めく音、情景が目に浮かぶ表現力、芯の
ある打鍵、安定感。
久しぶりに拝聴しましたが、相変わらず素
晴らしかった



娘と一緒に、惜しみない拍手を贈り続けま
した👏
終演後、少しですがお話もできて嬉しかっ
たです

王子ホールのあちこちに飾られていた絵画
も素敵でした。
↓ は、銀座のハイブランドショップのク
リスマス