前記事の続きです。
龍澤山善寶寺の新潟支社に到着しました。
実際に目の前に立ってみると、確かにお寺
の外観では全くない。
かと言って一般の住宅ともまた少し違う。
そうだ
道場だ!

道場という言葉が一番しっくり来るかもし
れません。
階段を上り、大きな引き戸の前に立ったと
ころでちょっと躊躇してしまいました。
夫の両親は、出入り自由だから勝手に入っ
て構わないと教えてくれました。
しかし、道場のような雰囲気を醸している
とはいえ、閑静な住宅街にある大きな一軒
家、その引き戸をいきなりガラッと開ける
勇気は私にはありませんでした

申し訳程度に付いていた小さな呼鈴を鳴ら
すことにしました。
出ていらした40歳前後の女性に簡単に自
己紹介すると、すぐに本堂に案内してくだ
さいました。
20数年前に、ただ一度だけお参りしたこ
とがあるこちらの善寶寺様(=龍神様)。
あの時は、金色の光線に全て持って行かれ
てしまい、はっきり言って他のことはほと
んど覚えていないのです。
「どうぞお参りください。」
と声を掛けていただいたので、内陣の方に
進み、お参りさせていただきました。
山形の龍澤山善寶寺、貝喰みの池、奥の院
を参拝して来たことを報告し、結婚以来ず
っと手厚く守護していただいていることへ
の感謝をお伝えしました

そしてしばらくの間、龍神様と対峙し続け
ました。
満足し立ち上がると、先程の女性が、
「どうぞこちらへ。」
と声を掛けてくださいました。
後ろの一角で、彼女は事務作業をしたり、
参拝客のお相手をされるようです。
お茶とお菓子を出してくださいました。
私がここを初めて参拝した20数年前、龍
神様の御言葉をおろす能力のある方がいら
っしゃいました。
彼女はその方のお孫さんでした。
すでに高齢だったその方が亡くなった後、
龍神様の御言葉をおろすことができる方は
もういらっしゃらないそうです。
その方の娘婿に当たる方(彼女のお父様)
が龍澤山善寶寺からいらしたお坊様で、今
はそのお坊様が毎朝御祈祷をなさっている
そうです。
しばらく思い出話などをしていましたが、
そうだった!私はそんなにゆっくりしてい
られないんだった!ということに気付きま
した。
そろそろお暇しないと。
そう告げると、すぐにバスの時間を調べ、
7分後にバスが来ます!と教えてください
ました。
玄関でお別れした後、空を見上げると、そ
こには龍神様がいらっしゃいました

「ご苦労であった」
と労いの言葉をかけてくださいました
