みなさまへ
おげんきでおすごしですか。
土曜日は、東京都上石神井にございます、
高齢介護グループホーム「しゃくじいの庭」にて
キバナコスモス祭、本年も歌ってまいりました。
出演をさせていただき3年目。
毎年このお祭りがカレンダーになっています。
キバナコスモスはこんな花。↓↓
従来の、街から隔絶されような、山奥にぽつんとある入所施設ではなくって
たとえ入所になっても、地域の真ん中にあって
ご近所さんとのおつきあいがあって
世代間を越えて、ワンオペ育児ではとてもとても
子育ての手が間に合わないお父さんとお母さんが
子供を連れてちょっと寄れたり
入居者のおじいちゃんおばあちゃんと、地域の方々、こどもたちがたくさん交流できたり
ライブがひらかれていたり
土曜日ごとのいろんな
イベントがあったりする(夏は流しそうめんとか、ご近所みんなでカレーを食べようの日とか。)
場所自ずからが地域づくりの拠点となれる開かれたグループホーム。
ハーブガーデンのあるグループホーム、しゃくじいの庭。
とってもきもちのいい場所で。
ギターとうたの奥野裕介殿の地元なの。
おきゃくさんも、おどったりうたったり、ついうっかりステージに出ちゃっていいの。(・v・)
で、パプリカをみんなで(・v・)
しゃくじいの庭は、職員さんにも、クラリネット、ギター、ボーカリストと、
うたや楽器ができる方がなぜかいっぱい!
なんと、職員さんおふたりが、クラリネットで入ってくださり、初共演!(>v<)
とってもすてき、とってもうれしでした!
企画の側も、みんなで楽しもう!(>▽<)
みんなで出ちゃおうぜ!という、この雰囲気が、最高にきもちよかった。
垣根がないコンサート、境目がないコンサート
みんながおもいおもいに楽しめること
「ああ、こういうの、いいなー」と、たまに自主企画のコンサートもする者として
学ばせていただくことばかりでした。
それからね、だっこはいつも、介助さんの助けを得て一人暮らしをしているのですが、
高齢介護の現場を経験したことがある、介助さんや友人知人には
「高齢介護の現場にいたけど、利用者さんのことはみんなだいすきだったけど、
分刻み、秒刻みの忙しさ。廊下はいつも小走り。
お風呂やトイレや、髪の毛のお手入れなんかも、もうすこし丁寧にしてあげたいと思っても、
『ダラダラしないでもっと早くできないの!!』と怒られる。
わたしが勤めていた施設に、自分の親は入れたくない。」
「いい介助職員さんから、先に辞める。
心を殺さないとやってられない、と思う自分に気が付いて、
なんでわたし、介護福祉の仕事についたんだっけ、、、と思って
やりたかったことがわからなくなった。」
そんなふうに、自分の体験を話すかたも一人ならずいます。
「いろいろな施設の現場を見てきて、
とにかく地域にひらかれた場所をつくりかった」
キバナコスモス祭に初めて出演させていただいた年のうちあわせのとき
しゃくじいの庭への思いを熱く語ってくださった職員さんたちの思いは
年を重ねるごとに
地域に根差して
「単なるグループホームとしてだけではなく、この場所を地域交流の拠点に」
というしなやかなかたちを
叶えているようにかんじました。
そして印象的だったのは、
歌や楽器演奏のとき
職員さんたちが全員、「何階の何係りを担当しております、〇〇です」と、
担当のお仕事とお名前を、名乗ってから、アーティストに変身なさっていたことです❤
コンサートや催しのときは、利用者さん、入所者さんのご家族や、
地域近隣のかた、たまたま、うたの声やおいしい珈琲の香りがしたから
通りすがりによってくださった不特定多数のかた、だっこ家の介助さんなど、
いろんな人がそこに居合わせます。
居合わせただれに対しても、
「日頃はこんなお仕事を担当している〇〇です」
「このホームのサービス提供責任者の〇〇です」と
顔を晒して 姿を見せて
ギターやクラリネットをもって(・v・)❤
「名を名乗る」って、自らの魂の意志表明。
「だれのまえでも、名を名乗れる」って
職員さんの勤務時間が過労死しそうなブラックだったり
虐待とか本当にある介護現場だったら絶対できないからね。
ほんとにすてきだな。
これが全国的にスタンダードになっていってほしいけど
まだ稀なことなのではないかしら
と しゃくじいの庭のみなさんの
<心意気>のようなものを感じて、
とてもあたたかなきもちになりました。
奥野ファミリーや、だっこさんのお友達やらみんなでピース↓(・v・)v
キバナコスモス祭
ちいさな だいじな おまつりとして
5年10年と続いていったらすてきだな、、、、と思いました。
秋の一日が、たからものになりました。
奥野殿、庭のみなさま、ご来場いただきましたみなさま
参加させていただきありがとうございました。
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