みなさまへ★★★
お元気でおすごしですか(^▽^)
ちょっと日が、、、、あら!でもまだ2週間たってないのか?!
なんかもう、このごろカレンダーを越えて(いや、越えてはないか(-▽ー)
生きている感覚なので、よくわかりませんが
7月29日 30日の2日間、
行ってきました、北アルプス国際芸術祭2017 最終日!!!!!
公式ページはこちらから↓(・v・)
介助さん+友達2人の女子4人。
お友達ふたりは、写真を撮ったり撮られたり、
ご自身がフォトモデルでもある、カメラマンもやる 美女アーティスト橘星詩留ちゃんと
わたしが10代のときから ずーーーーっとお友達、、、っていうか、
親戚だと思ってら友達だった(!)まりちゃん☆
※こちらの作品はニコライ・ポリスキーさんの作品『bamboowave』。 この竹、あいだをついでなくて一本なんだそうです!
そして、運転は、昨年までfacebookで運営していた無料版・朝霧 裕ファンクラブ会長の
走り屋★ひっしー。このおかた 車を楽しむ仲間が全国規模で1000人いる、
車好きさんのサークルに入っていらっしゃるそうで
「とにかく車の運転が(車そのものも)大得意で大好き」
というすごい特技をもつ仲間。
今回は ほんとうは、1年前からずっとずっと楽しみにしていて、
家族で行くわけだったものが
父の入院でいったん白紙になり。(※、その後、父退院、げんきです)
でも
<ものごとがうまく進まなかったときは
もっと最良のときにチャンスがめぐってくる流れになっている>
っていのを 体験や 自分の好きなブロガーさんの記事を読んだりして 信じてたから
介護事業所になんとか1拍の通しで行ける介助さんがいないか
再度相談をしたり
「どうしても介助さんが行けなかったら友達と行きたい」と
facebookに同行者募集を書いたり。
そしたらね、
奇跡。
シフトの都合で、
「最終日だったら行ける、でもこの日しかない」という介助さんと
これまた、会社の仕事を鑑みて
「最終日だったら行ける、でもこの日しかない」というひっしーの
行ける日が ほんとに鳥肌ものの奇跡で、どんぴしゃり合った。
でね facebookに書いたことから、
「一日だけでも、わたしも見たいし手伝いにいこうか?」と言ってくれていた幾人かのお友達のうち、
一番お付き合いの長いまりちゃんが、
「え?!わたし、その日なら行く!」
と 滑り込み参加。
そしてさらに なんと この上なくすごい(もうなんか、カメラがスマホじゃないじゃんっていう)
旅写真までを撮れてしまう橘星詩瑠ちゃんが
「夜勤あけでいくよー!」と ドタ参加。
偶然にも、介助さん、そして女性2人も、ばりばりうちの介助をやってた、介助さんOB!
まさに、どっちに転んでも、女性介助3人体制!(・▽・)プラス、運転手さん。
転ぶ術なし(・▽・)
「やっぱり、ずーっと楽しみにしていた旅だったから、あきらめたくない!
やっぱりどうしても行きたい!!!」
って言ってから、
中 2週間。
介護事業所の介助さんのシフトは、うちは、通常、
前月の20日ー25日までをめやすに、
翌月1ヶ月分を作るのね。
それに、ふだんは、小さなおこさんをもつ主婦のかたや学生さんも多いから
日勤・夜勤 と2交代。
「一泊を含む外泊の介助についてもらえませんか」
と 相談する場合 ダメですってことはないんだけれども
毎年10名~15名前後の介助さんで1ヶ月のシフトをまわしていても、
講演でも、コンサート活動や、旅行でも、特に県外への外泊の介助に入れるかたが
現状ではごく限られていて
一人の人に過度の負担をかけたくない、、、、というわたしの思いもあって
正直 1回中止になった時点で
facebookに
「旅仲間募集ー!」と出したときの心のうちは、
ダメ元の、あきらめ半分だった。
でも、
「なんにもしないで、
ただただ<ほんとは行きたかったきもち>を、
ナシにして、ぐっと押さえ込んだ上で
同じ一日 家でテレビ見てすごしたりしたら
ぜったいに後悔のきもちが残るけど
自分で動いて まわりの人にも相談をして
『ここまでやった』というところかでやれば、
もしどうしても行けなくっても
『ここまでやった』という行動と気持ちが自分に残ることで
あきらめもつく」だったの。
たかが旅行、されど旅行で
わたしは究極のことを言ってトイレに全介助が必要だから
「まず介助!」
っていう問題を クリアしないと 行けない。
だからもう、行けると決まったときはモーゼの杖で海を割るような気持ちだったよ!!(^▽^)
もともとガイドブックでこの絵!!!!↓を見て、(※クリックすると、写真大きくなります)
「わぁ 龍だ。地球の未来が描いてある」
と なぜか思って。
「この龍 ぜったいに会いたい!」と。
スタジオジブリの、「風の谷のナウシカ」っていう大好きな映画の、
オープニング音楽の映像が、風の女神が風車をふーーーーって吹くような絵なのだけれど
なぜか あの雰囲気 あの世界観 に すこしだけにたような
風が吹いて 植物がにょきにょきと上に伸び行く感覚がした。
(一日中 見ていたかった。)
見られた感動と
「来られた感動」とで、二重、三重に胸が震えた。
今回、
「一枚の絵を見に行く為に、
できた介助シフトをもう一回、2週間前の今日、動かしてくれ。」、、、って、、、、
わたし人生で本当にはじめて言った。(-▽ー)
そんなわがままなこと言っちゃいけない、介助さんたちに迷惑かける、
講演やコンサートで呼ばれたらそれはお仕事だけど、
そちらで行って貰ってるだけでもありがたいんだから、
遊びなんて「多少はあきらめなくちゃ」
って 自分に 思ってた。
でも、もしも、日常が、常々そんなで、
そこで終わっちゃったら、なんの物語にもならないよね?
極端な話し、
「じゃあなんのために(なにがしたくて)生まれてきたの?」
っていう話し。
そう思って、
勇気を出して、声を出したら、
かかる全員が
味方してくれた。
「だっこさん、もっと言っていいんですよ、もっとじゃんじゃんいくらでも迷惑
かけてください、行きたいところがあったら、もっと相談してください」
って 言ってくれた介助さんもたくさんいた。
行けてね もちろん今までも強い味方だった介助さんたちや友達が
さらに 一段階 強い味方になった。
※信濃大町のさまざまな土を使って、エネルギー博物館の壁前面に描かれた壁画。
浅井裕介さん作品『土の泉』。
こちらは、ある一点から見ると 集落に(人口800人、旧八坂村の一角。2006年から信濃大町市に編入)
スペシャルビームのような、鮮やかな黄色い楕円が浮かび上がる作品。
フェリーチェ・ヴァリーニさんの『集落のための楕円』。
山でも川でも家々でも、
「立っているその場所を、すべてキャンパスにして絵を描く」
アーティストさんなのだそうです。
すごいスケール。
絵を描くキャンパス、、、、家3軒よ!(・▽・)
で、世帯主のかた、みんなここ、ふつうに住んでて、日常がそのままあるの。
トラクターのおじちゃんが家から出てきたりして(^▽^)
これって、アート、音楽、スポーツ、なんでも共通することだけど、
特別にフェスティバルのためにと、山を砕き、川を埋め、、、と、今ある自然の環境を
ぶっこわして開催するんじゃなくて、
ある地形をそのまますべて生かして、地元地域と連動でやる。
その、連携の感じがね、ほんとに肌身に伝わってきて、ものすごくよかった!!!
もし、家族とで、父と母と出かけていたら、ご老体だし(-▽ー)
階段じゃなく、坂道の傾斜とかでも、けっこう自分から
「滑っても心配だからいかないよ」って、遠慮して行けない場所も多かったかもなんだけど、
今回は、介助さんひとりに友達3人 計4人。
ほんとにたくさんの場所を見られたよ☆
でもはりきっていった展望台は、、、五里夢中です(-▽ー)
帰り道の霧がガチでこわかった!!(・▽・)でもたのしかった!
長野県信濃大町は、水がものすっごくおいしくて!!!
ホテルとかごはんやさんの、水道水が、超おいしいの!!!
さすが黒部ダムとすごい山々のお膝元。
で、街のいろんなところに、綺麗な川や、湧き水の水源が。
「男水」「女水」という湧き水のある癒しスポットも。↓
なんかね、すごい、街のいたるところに、
精霊や、ちいさい神様がいるかんじ。
八百万のかみさまが、水が綺麗で、山も川もとても美しい町だから
これは ジェームス・タップスコットさんの作品
『Arc Zero』。
あの、ゲートの 先は もう 異空間 かみさまの国 みたいな 幽玄な感じ。
宇宙の門(スターゲイト)みたいな感じでもあり。
くぐったら、異空間につきそうだった!
写真に撮ったら わたしたちが 不思議な別世界に入ったみたい。
空気の感じが とても澄んでいて、すてきだったー!
こちらは、大町の地元の福祉作業所
NPO法人 アルプスの風
共同作業所 がんばりやさんを
「図書館を模したアート」にフェスの期間中変えてしまった
魔法のような 作業所のみなさんとアーティストさんのコラボ空間。
ジミー・リャオさんの作品
『わたしは大町で一冊の本に出会った』。
なんかわたし、この作品は、こうして写真を載せて思い出して書いていても
なぜだかわからないけど じーんとして 泣いてしまいそうになる。
はじめて見るのに なんだかなつかしくて 愛に満ちてた。
これね、ぜんぶ、絵本に見えるでしょ?(・v・)
ひみつが、あるのよ?(>v<)
既存の、すでにあった本にかけたブックカバーが作品、、、じゃないの。
今回の芸術祭のために、<図書館一軒分>の、本棚、本すべて(ものすごい数!!!)
おいてある新聞紙、空間全部に 置いてあるものほぼすべて が
ジミーリャオさんの作品なの、、、 、、、。
つたわりすか?
ひとりの人間の2本の手から
期間中だけ 図書館が一軒出現するんですよ?
、、、 、、、魔法か、、、?って思った。
そして、作業所のみなさんは「街中図書館」空間で、カフェを運営(・v・)
お客様へのご案内や、手作りクッキーの販売も。
このクッキー わたしはとくにこの まっしろいきゅうりちゃんみたいなスノーボールが
ほろほろっと、くちのなかでとろけて
いままでたべたことのない食感で 大ファンに!!!(>v<)
ほんとうにおいしくて!!!車椅子のかたもたくさんいらっしゃったのですが
みなさん、売るのがうまくてね!(>▽<)
「ごまもいかがですか?(>▽<)」
「あ!紅茶もおいしいんですよ!(>v<)」
「でも一番のおすすめはこれですね!」
と。
売り子さんがすてきすぎていっぱい買っちゃった。
ここのクッキー、ほんとうにおいしいです。
NPO法人 北アルプスの風
共同作業所 がんばりやさんの仲間達の手作りクッキー
まっしろい 幸福のドルチェのようなスノーボール
結婚式やお祝い事の引き出物にいかがですか。d(>v<)b
あとね、写真に撮れなかったけど
小雨の夜に
狐の嫁入りのように 両端に 小さな灯篭のような明かりの続く坂のあぜ道を森まで登って
豆電球をいっこだけもって
スマホのあかりも全部切って
たどり着いた森で まわりの木々と空を見上げると
花々も 森も 空も すべてすべてが 星屑の小さな明かりを宿して 呼吸しているような作品、、、
青島左門さんの『花咲く星に』
、、、 、、、息を呑んだ。
ラピュタに来た、と思った。
もしくは 妖精の国。
「ああ、今日は、大冒険だ、、、、(・v・)!!」って思った。
胸がいっぱいになった。
生まれてはじめての鹿を食べたり(・▽・)、、、
長野といえば!!で、そばを食べたり、、、(どちらもちょーーーうおいしかった!)
わたしちょっと特別な強い思い出のある(それはまた別の機会に書くね(・v・))
松谷みよこの童話「龍の子太郎」(※この童話版は、地域伝承の昔話を、松谷みよこさんが
創作童話に組みなおしたもの) ゆかりのお寺 仏崎観音寺にもお参りに。
わたしは特別何か宗教をもってはいないんだけど
でも ご先祖さまを敬うとか
旅の無事をいのる とか
よき友がいることに感謝する という心は
きっと 多くの人が こころのどこかに 持ち合わせていることじゃない?
だから 今日に感謝します って 手を合わせたのね(・v・)
なんかね 空がひかったようなかんじがしたよ(・v・)
そうそう、弟に会えたり!!(^▽^)
ギター屋さんの前では、ギターを弾くおおまぴょんののぼり発見。
(信濃大町の公式ゆるきゃらなんだって(^▽^))
作品を見るたびに、パスポート形式の入場券にスタンプを押してもらえる
スタンプラリーになっていたんだけども けっこういったよ?!
全38作品のうち、、、、わたしは8作品行けたかな?
とっても楽しかった!!!!
介助が要るからひとりだけで行けなかったら介助さんと行けばいい。
介助さんがどうしても行けなかったら旅好きの友達を探せばいい。
車が運転できないから行けなかったら運転が大好きで得意な友達を探せばいい。
ひとりの自力だけでできなかったら
みんなでやれば?
って 自分が決めてしまえば
車いすは 旅を遠ざける言い訳にはならないね。
と、自分に言い聞かせ、、、、動けるうちに、悔いなく見たい景色に触れようと思いました☆☆☆
いつもありがとう。
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