実家に宅配便不在票。
電話してクロネコを待つ。

使わなくなった矢を眺めている。
使ってもらえる人を待っている矢たち。
矢は、弓の強さの変化や、技術的な進歩によって長さ、重さ、バランス、粘りを変えていかないと素直に飛ばない。
近的だと地面と平行に引いて、口の高さから的しんまで自然に落下していくのがベストだと思っている。

昔、ゴルフに凝っていたとき、ドライバーでもパターでも球の行き所より球筋や球の転がりにこだわっていた。
賭けゴルフやマッチプレーでは、わざと球の回転を変えて相手の距離感を狂わす技があると聞いたことがある。



矢の速度を自由に操って、時間と空間を支配する。
それが達人技なのだろう。



そうこうしているうちに、クロネコが来たようだ。