備忘録6:2008ヴェルディ オフシーズンの動きに関する報道~その1~
7時間半サポ座り込みで東京Vに“物言い” <08/12/10>
Jリーグの鬼武チェアマンが9日、東京Vに“物言い”をつけた。6日の川崎F戦でJ2再降格が決まり、
ゴール裏席のサポーターがクラブ幹部との話し合いを求めて座り込み。
小湊常務が応じて事態が収拾したのは、試合終了から7時間半もたった午後11時45分だった。
寒空の下、サポーターの中には保護者同伴とはいえ小さな子供も含まれており、安全面でも問題が残った。
これを受け鬼武チェアマンは「サポーターをちゃんとリードせんといかん義務がある。7時間半というのはね…。
困ったなと思ってます。事情聴取?そういうことになるだろうね」と
近日中にクラブ関係者を呼び出すことを明言した。また、“消滅”の危機もささやかれる現状を憂慮し
「華のあるチームだったのに。時間はかかるかもしれないが、復活してもらいたい」とエールも送った。
高木コーチが東京Vに監督就任の条件提示 <08/12/10>
クラブから来季監督就任の正式要請を受けた東京Vの高木琢也コーチ(41)が9日、クラブ側に対し監督を引き受ける条件を提示。その一部を明かした。この日、小湊義房常務取締役らと会談した高木コーチは「進展はないです」と話した。だが、クラブに対して「今いる選手は最低限確保してほしい。誰が強化のイニシアチブを取るのかはっきりしてほしいと言った」と明かした。J2降格で経費削減が求められるが、高木コーチは「それでも戦わなくてはいけない。(監督を務めた)横浜Cで経験してることだし、どういうことが重要か分かってる。その経験は生かしていきたい」と前向きに話した。
東京Vサポーターが抗議の不買運動 <08/12/11>
J2に降格した東京Vは、熱心なサポーター約50人がクラブハウスを訪れ、「緑の血流れるラモス氏に強化を託し建て直せ!」と書かれた横断幕を掲げ“体質改善”を訴えた。サポーターは各団体のホームページで来季のシーズンチケット買い控え運動を展開中で、常田チケット部長からの削除申し入れも拒否。また、サポーターズミーティング(21日)へのラモス常務出席を要求し、萩原社長が「そのつもりでいます」と応じる場面もあった。
再降格 東京V 「強化部の強化」が焦点 <08/12/11>
J2に再降格する東京Vで「強化本部の強化」がクローズアップされてきた。
10日、来季の監督就任を要請されている高木琢也コーチ(41)が「強化の体制は確立してほしい。
ラモスさんのように、経験がある人に任せた方がスムーズにいくと思う」と希望を語った。
ラモス常務はフロントにいるものの、自ら「お飾りにすぎなかった」と不満を持つ状態。
高木コーチは11日にラモス常務と話し合い、明日以降に萩原会長へ希望を伝えることになりそうだ。
サポーターも同様の要望をクラブへ伝えている。この日も約50人のサポーターが東京・稲城市の
クラブハウスを訪れ「緑の血流れるラモス氏に強化を託し建て直せ」という横断幕を掲げた。
サポーターはシーズンチケットを買い控える抗議行動にも出ており、慌てたクラブ側と話し合う一幕もあった。
J1復活へ向け、フロント改革が最初の焦点になってきた。
東京Vサポーター集会にラモス氏出席へ <08/12/11>
来季J2に降格する東京Vのラモス瑠偉常務(51)が、
21日に開催されるサポーター集会に参加することになった。10日、東京・稲城市のクラブハウスで、
萩原敏雄社長(72)がサポーター代表から同常務の出席を求められ「そのつもりです」と答えた。
先の見えない来季の選手補強。サポーターはラモス常務に強化部の権限を与えるように願う。
新監督就任が濃厚な高木琢也コーチ(41)もこの日、「ラモスさんは頼りになる。経験ある人が(強化部に)
入った方が物事がスムーズに運びやすい」。チーム内外からラモス氏待望論が浮上した。
サポーター代表がHP上で「来季シーズンチケット買い控え」を呼びかけるなど、ヴェルディの混迷はまだ続く。
ラモス常務を交えた話し合いがその打開策となるか。
京都 東京V・ディエゴに獲得オファー <2008/12/12>
京都が東京VのMFディエゴ(24)の獲得に乗り出していることが分かった。
すでにオファーも出しており、加藤監督は11日、具体名こそ控えながらも
「(外国人選手とは)もう交渉している。あとは、代理人とのそれ(交渉)次第」と明かした。
今季はJ1残留こそ果たしたものの、攻撃力アップが課題として残った。
東京Vで今季11得点を挙げた助っ人が加入すれば、上位進出も狙える戦力となる。
高木コーチが社長と会談・・・東京V <2008/12/12>
来季監督就任の正式要請を8日に受けた東京Vの高木琢也コーチ(41)が11日、
要請後初めて萩原敏雄社長(72)と会談を行った。
約40分間話し合い、高木コーチは「とにかく今いる人数の確保。(理想は)フィールドが25~27人、
GK入れて30人か31人くらい。できるだけ近づけるようにっていう話はした」と語った。
契約満了の11選手以外の確保について、萩原社長は「最大限努力? しますよ」と話した。
ラモス、決断を後押し「オレが守る」 <2008/12/13>
J2降格が決まった東京Vの来季監督に要請されている高木琢也コーチ(41)が12日、
ラモス瑠偉常務(51)の助言を受けて就任を前向きに検討する姿勢を示した。2人は11日夜に都内で約2時間、
会食して意見交換。ラモス常務は「オレが守ってやる」と全面援護を約束し、高木コーチの決断を後押しした。
高木コーチは就任にあたって、萩原会長に、不在となっているGM的職務の設置を希望した。
現場とクラブ幹部の補強に対する考え方が食い違うことが続いた為、責任の所在を明確にする事を求めている。
ラモス常務は、ここ数年の強化体制をレクチャーしながら「受ける前に最低限の要求は言った方がいい」と助言。
その上で「この状況で受けるしかない。とにかくオレは守ってやりたい」と、後ろ盾になることを約束した。
フロント改革後に就任を受諾するのでは時間的余裕がない。心強い援軍を得た高木コーチは
「多少クリアにならない部分があっても、勝負するというのはあるかな。
ラモスさんと話してそう感じた」とし、「五分五分」の状況から一歩前へ踏み出した。
東京V高木コーチが来季監督就任に前向き <2008/12/13>
来季の監督就任を要請されている東京Vの高木琢也コーチ(41)が12日、就任に前向きな姿勢を見せた。フロントと選手補強や強化本部の強化について検討している段階だが、同コーチは「譲れない線はあるが、すべての問題がクリアせずとも(監督を)引き受け、そこから勝負しなければいけないこともある。ラモスさんと話して、そう思った」と語った。前日11日にラモス常務と食事をしながら意見交換し、問題点が整理されたようだ。ラモス常務は「こんな状況だし(高木コーチが)やるしかないだろ」と後押しした。