子供の頃、夏は よく
青島/宮崎県の海で泳いでいました。
海から上がったら、水でササッと流して
テクテク駐車場まで歩く道。
その時に必ずといっていいほど、
おばあちゃんのお店で “青島ういろう” 500円を買って
車に乗り込む。
車のなかで、“黒(黒砂糖)” と “白(上白糖)” の
ういろうをつまみながら、家に帰っていました。
〈材料は 米粉と砂糖のみで、蒸して作られています〉
この保存料が一切入っていない素朴な “青島ういろう” は
私の子供時代の、夏の海の味。
泳いだ後の疲れた体に、このほんのりと甘いプルンとした味は
とても美味しい。
名古屋のういろうや、山口のういろうとは
比較にならないほど全くといっていいほど違う、
とにかく素朴すぎる味。
大好きな宮崎のおばあちゃんの味です。
もし、宮崎県に行くことがあったら
もし、青島に行くことがあったら
一度、食べてみてください。
今は きっと
その頃のおばあちゃんの娘さんや 息子さん、お孫さんが
店を続けているはず。
添加物は 一切入っていないので
日持ちがしない、とても素朴な伝統の味です。
竹の皮に包まれていて
開けると香りが良いです ♬
「ういろう」と言ったら、私は 「宮崎」と答える。
今年、数年ぶりに食べることができました ♬