ひっそり更新なう。


珈琲日和でございます。






さてさて、そろそろブランディングについて気になっている人も多い気がしますので

もったいぶらずに解説していきましょう。





一般的にブランディングがバックエンド反応率を上げるといわれていますね。


一般的といってもマーケティングの世界だけなんであんまり一般的ではないかもしれませんが。





その反面、ブランディングを一生懸命勉強しているにもかかわらず、


どんどんリストの反応が落ちていく、


年々その傾向は強くなる。




そういった現象がいたるところでみられるようになっています。






業界によってはまだまだマーケティングが下手なところが多いのでそれでも効果はあるでしょうが、


ネットの世界では顕著に反応率が下がってきている。





それはメールの到達率の問題や

そもそもブランディングが下手糞、

それ以前にセールスが下手糞。


そういった要因もあるとは思いますが、

もっと根本的な原因があると私は分析しています。





それは「他社との比較」です。





従来のブランディング論は肝心な視点が抜けていると私は考えます。


「webブランディング」「パーソナルブランディング」「企業ブランディング」など

様々な呼びかたをされていますが、全て要点は同じです。


どれもが間違いではないが説明不足、

もしくは分析が足りていない。





ブランディングを勉強している人ってどれくらいいるのかしりませんが、

本に書いてあることをうのみにしてはいませんか?


「顔を出せ」とか「自分を見せる」とか

「親近感を持たせろ」だとか、、、





そんなものは小手先のテクニックでしかないし、

長期的に見てそれが教育にどれほど生かされるのか。


テストしてみましたか?





「常識を疑う」「すべてはテスト」





どれほど親近感を持たせたところで


結局顧客は自分のメリット最優先であることは変わらないんですよ。





ネット時代の特徴のひとつが、


「比較が容易であること」です。





ということは競合が似たようなことをしている場合、

比較されてよりよい方に流れていってしまう。


たしかに、まったく同じだった場合は親近感の強い人から買うかもしれませんよ。



ですがそこに期待していてどうするのか。

「親近感」は強力なブランディングか?




その視点が非常に良いところをついているのは確か。


これからの時代は共感、共鳴がビジネスのテーマだ。


親近感はその共感に働きかける戦略だけれども

まだまだ「強力なブランディング」のためにはそれだけでは足りない。




物販ではどんどんと品質の差が小さくなり、

コモディティ化が進んでいる、というより差がすでに存在しないも同然となっている。


そこで各企業がブランド戦略による差別化をはかっているが

それは現在かなり上手くいっているブランド戦略であると思う。



しかし企業は「親近感」を持たせようとしているのか?


親近感で人は物を買うか?



私はそうではないと思う。





たとえば私は「Des-row」というアーティストが好きだ。


世間的にはそれほど知られていないが、

B’zとかの超メジャーバンドなんかよりよっぽど好きだし、

そこに「強力なブランド」を感じる。


彼らがアルバムを出すなら何より先に買いたいと思うだろう。


しかし彼らは決してブランディングを意識しているわけではないと思う。

それに私は彼らに親近感はまったく感じていない。




たとえば某コンビニチェーンのお菓子ブランド。


お手ごろ価格で本格スィーツが楽しめる。

デザインもかっこよく、同じようなお菓子が並んでいたら

きっとそのブランドの方を買うだろう。


すでにはずれがないことを知っているからだ。



しかしそれは親近感だろうか?





某ゲーム製作会社の「A」

絶対に同じゲーム性のものを作らない硬派な会社。


続編のくせに操作がまったく違い、

前作のファンおいてけぼりという独創ぶり(笑)


しかし私はその会社のゲームなら無条件で買う。



品質低いとか操作性の悪さとか

バグが多いとかそんなのカンケーねぇ。


ただその突き抜けっぷりが好きなのだ。

そこに「強力なブランド」を感じている。


こんな会社に親近感などあるわけない。





そこにあるのは共感、共鳴。


「親近感」が物を買う動機になったことは一度もない。




「親近感」でものを買う人とはどのような人だろう?


友達であれば無条件で買うのか?


家族、兄弟から買うのか?




同じものならより近しい人から買うのが人情かもしれない。

しかしそれは消費者に選択の権利を委ねているし、


実際に知人ではない多数の顧客にとってはどれだけ親近感があろうが、

結局は他人でしかない。




ケビン・レーン・ケラーによれば

ブランディングに対する考察に次のようなものがある。


「消費者が意思決定を単純化できるように、製品・サービスについての知識を整理すること。」

「ブランディングにとっての鍵は、ある製品カテゴリ内での消費者が知覚するブランド間の差異である」




この2つの部分が「親近感ブランディング」にはごっそり抜け落ちているのではないか?




ケラー氏が言いたかったのは、


選択肢過剰社会において、その選択の苦痛から開放するもの。


多数の選択肢から意思決定を単純化させるもの。

同カテゴリ内において違うものという自動認識を生み出させるための教育。




そういうものが「強力なブランディング」


顧客に自動的に選ばれる(選ばせる)ためのブランディング作りではなかろうか。





そこを少し考えてみてはどうだろう。


それでもあなたは顔写真を使う?

素の自分を見せ続ける?




もっと基本的な、大事なところ、

「顧客満足」に気を使った方がよほど有意義ではないだろうか。

他社との差異はどこにあるのだろうか。


みんなが「親近感」をアピールしだしたら、

あなた自身がコモディティ化していくのではないだろうか?


反応率低下の原因はそこにあるのではないだろうか。




あなたは自分のブランドをどう考える?