エルム・スタッフのアヤネです♪
11/10(日)
エルムにとって
すごくすごく大きな意味を持つ催事が開催されました。
『シュヴァリエ教室発表会Final』
20回目の節目となる2024年のこの日、
シュヴァリエ教室ファイナル・ステージを迎えました!
そこにはシュヴァリエ教室講師の加藤修滋さんの強い想いがありました。病に倒れてから2年、代わりの講師として入って下さった松本幸枝さん、芹沢祥子さん、そして2年間ずっと変わらず真っすぐな気持ちで歌に向き合い続けた生徒の皆さん、そしてレッスン日も本番もピアニストとして支えて下さった山下力哉さんの協力の元、無事に最後の発表会を終えることが出来ました!
客席にはたくさんのお客様にお出かけ頂き、
懐かし~方々ともお会いできて、
出演者の皆さんも私も、始まる前からソワソワ・ドキドキ。。。
店の前のガラスには、2014年以降の発表会写真をご紹介★
なぜ2014年なのかって、
アヤネがガラケーからスマホに変えたから、データがあるのがこの年からなんですよ(^▽^;)
懐かしい面々の中に、今はもう会うことが叶わない大切な三名の笑顔があって、胸がギュッとなりました。
三名とも歌が大好きで、エルムメソッドを大切にしていて、
すごくハートフルな優しいマダム。
出演するメンバーも、リハーサルの後やメイクの途中で控室から出てきて、それぞれ感慨深く写真を見つめている姿に、
シュヴァリエの歴史と受け継がれてきた大切な思いを感じました
オープニングの「シャントゥ」は、ピアニスト山下力哉さんの軽快なフランス語カウントでスタート♪
その後は皆さんシュヴァリエとの出会い、加藤修滋さんとの思い出、大好きな作品などに触れてトークと共に渾身の一曲を歌唱されました(*^_^*)
そうそう、
この日は、アヤネがいつもに増してテンパリングでして
なんとなんと、講師の芹沢祥子さんがカメラマン、
松本幸枝さんがヘアメイクを担当するという未だかつてない超豪華スタッフ\(゜ロ\)(/ロ゜)/
あれ、、、、アヤネは何をしていたのだ???
ってわけで、甘えに甘えまくった写真を御覧ください
荻野和子さん♪
幹事としてそりゃーもう大変だったと思います。でも一つ一つ丁寧にまとめていくのが、荻野さんの素敵なところ◎
「愛しのジョジョ」は加藤修滋さんがベタ褒めだった一曲
シャンソンのコンクールを機に、彼女の歌が一気に変わったと鼻息を荒くして加藤修滋さんが私に力説して来たあの日が思い出されます(笑)歌と語りの中間で、歌声の引き出しを何個も出し入れしながらドラマチックな仕上がりとなりました★
「サンスーシの女」は加藤修滋さんのアドバイス通りに『歌の中に流れる一貫したやさしさ』を保ちながら、悲しく辛いヒストリーの中に、その人たちの心に流れる温かいメロディーを大切にしているのがすごくジーンってしました
児玉享子さん♪
お仕事の関係で中々出席できなかったり、すぐに帰らなくてはいけなかったりで時間がない中、それでも教室を辞めることなく歌い続けた児玉さんの真っすぐさを感じる「防人の歌」「ヒロシマ」。たぶん今回の最初の練習から一番ガラっと変わったのは彼女ってくらい、大変化でした\(^o^)/
加藤修滋さんが『歌う前に朗読して』という言葉を毎日毎日思い出しては自宅で練習を重ねたそうな◎
「ヒロシマ」を歌っている時に、白いベールが肩から落ちたんです。そのタイミングがもぉ、まさにココッてところで、こんな偶然ある……?衣装を掴んだ手はもしかしたら緊張の表れかもしれないけど、私には悲劇に対する悲しさ・悔しさ・憤りすべてに見えてきて、とても胸を打つステージでした!
渡会美子さん♪
『昨夜いっぱい泣いて涙も枯れ果てたから今日は大丈夫』って毅然としてステージに立って歌った「もしもあなたに逢えずにいたら」。元々歌うのに良い声をされている渡会さんだけど、上手く歌おうとせずに心のままにシャンソン・人との出会いへの感謝と愛を歌う姿に目がウルウルしてきてしまいました(/ω\)
歌に国境はないことを感じた背景を元に書き上げられたストーリーを紹介してから「ゲッティンゲン」を歌唱◎
渡会さんは歌中に出て来る“ゲッティンゲン”を強く歌わないのですが、加藤修滋さんはそれを練習ビデオを見ながらめちゃ褒めていましたそういう細かな指導ひとつひとつをちゃんと覚えていて、新しい指導内容も即座に取り入れて実践する、、、それが出来る信頼関係を感じてまたまたウルウルしてきてしまいました(/ω\)
向井正恵さん♪
「イレーヌの店」はセリフと歌の切り替えが繰り返す難易度の高い作品。歌唱力に定評のある向井さんも手こずっていた様子ですが、3名の先生のアドバイスを受けて、向井さんならではの一曲に仕上がりました
2曲目は「枯葉」。加藤修滋さんのド緊張個人レッスン秘話を語り、大いに笑いを取った後、超真面目に歌いました
加藤修滋さんがピアノをバーーーーンってやってまですっごく褒めてくれたという歌は、なるほど納得のステージでした◎
ちょっくら何かあっても、とにかく動じない
表情が崩れないこれってすごい事!
スポットライトが消えるその瞬間まで魅せる向井さん素敵ッ
下条万里子さん♪
なんか下条さんすごく可愛くないですかなぜなら、この日はマスカラを3種塗りしてるからッヾ(≧▽≦)ノ
ブラック・ファイバーin・仕上げにピンクのマスカラの3本使いはメイクアップアーティスト松本幸枝さん仕上げ
実は発表会の数日前にお怪我をされて、体調的にはお辛そうでしたが、“体は年老いても、気持ちだけは若く!”と「彼と彼女のソネット」をキュートフレッシュに歌唱
シュヴァリエ20年メンバーの下条さんが2曲目に選んだのは、加藤修滋さんの作詞作曲の「ラスト・リサイタル」。
教えてもらったことを詰め込んで歌います、と言った言葉の通りに歌の中にあるメッセージや物語を丁寧に歌い綴っていき、大きな拍手が起こりました(^o^)/
丹羽昭子さん♪
丹羽さんも幹事として、荻野さんと二人でファイナルを成功させる為にあれもこれもと、沢山動いてくれました!
「半ダースのバラ」は難しいリズムで最初は苦戦していたけれど、本番までにきっちりモノにしてくるのはさすが丹羽さん★
間奏で丹羽さんの横顔や立ち姿が美しくって、モニター越しに見惚れちゃった(●´ω`●)
そして後半は加藤修滋さんが訳詞を手掛けた「赤い風船」。これはもう、あっちのコンクールでもこっちのコンクールでも認められた一曲で、圧巻
でも丹羽さんは歌唱力を評価されて受賞したことよりも、他都市から全国大会に集まった知らないシャンソン愛好家の人達に、“なんて素敵な訳詞だろう”と声をかけられたことが誇らしいとニッコニコの笑顔で語ってくれました
浅井由紀枝さん♪
2014年にフランスの古城ルーヴシエンヌで加藤修滋さんのピアノ&ミッシェル・グラスコのアコーディオン伴奏で歌った思い出の歌=「パリに抱かれて」を1曲目に選んだ浅井さん★
和モダンの着こなしがとてもオシャレ
ゆったりした朗らかな歌声が描くパリの優しさを感じて、まさに“パリに抱かれて”る気分になりました♪
2部は「雨傘」なんか少女漫画あるあるのようなお話♪
軽やかタッチのストーリー性のある一曲に自然と手拍子が起こり、ゆったり気分で2部のスタートを飾りました(≧▽≦)
日本歌で「雨よ降れ、もっと降れ」って言えばちょっとダークな感じなのに、ジョルジュ・ブラッサンスにかかれば「雨よ降れ、もっと降れ」がめちゃhappyカラーってのがおもろいッ
杉浦知恵子さん♪
実はシュヴァリエとしては3年目のひよっこピヨちゃん
杉浦さんのイメージはとにかく“可愛い”選んだ歌は「やさしさ」。でも、加藤修滋さんは杉浦さんに可愛さを重視しないジャクリーヌ・ダノの歌う「やさしさ」を伝授したそうで…
芯があって強くて誇り高い女性が主人公の「やさしさ」に、客席からブラボー!の声が起こりました
アヤネも心の中でブラボー!贈ってました
後半はモーリス・ファノンと加藤修滋さんの思い出の一曲=「スカーフ」。なんか、、、今日の知恵子さんは色気がやばす
ちょっくらハプニングがあっても、雰囲気を最後まで保って歌い続けるの、えらいッ★
村瀬冨美子さん♪
ステージに登場して“お元気でいらっしゃいますか”の一言で客席から笑いが起きる程、この丁寧な言い回しが村瀬さん個人としてもしっくり来るんだけど、実はこれは「想い出のサントロペ」の前ふり。手紙形式のこの歌もなかなかの難易度ですが、練習を重ねるたびにどんどん形が仕上がっていき、本番は裏で松本さんが“う~ん、、、すごいッ”って拍手していました
もう一曲は“加藤先生の大切な歌”と紹介して「モネの庭」。
村瀬さんは「Dans」の発音がとてもキレイそこがスルっと入って来て、全体的に息もれ唱法が多用されて幻想的な雰囲気のまま耳に響いてきました( *´艸`)
この時胸につけてたブローチがめちゃオシャレで
なんなら私服もめちゃカワイイというオシャレ隊長です
以上9名、
大きな拍手に包まれて一人2曲を歌い上げました
そしてファイナル幹事として、丹羽昭子さんが最後のご挨拶◎
シュヴァリエの存在をすごくすごく大切に思っているのが伝わる言葉の数々に、涙なしでは聞けない(ノД`)・゜・。
加藤修滋さんの「祈り・願い・叫び、そしてやさしさ」と、加藤ハツ館長の「歌い手には平和を願う歌を歌う義務がある。何故なら平和でなければ文化は育たないから」の二つのメッセージを最後に紹介し、子供への熱い思いへとつなげて加藤修滋さんの作詞作曲作品「祈りを捧げて」を全員歌唱しました。
……誰ですか、この時タイトル「シャントゥ」って言った人
おかげで涙もひっこんだわ
のびのびとした歌声で子供への思いを歌う出演者の後ろで、
まるで加藤修滋さんが本当にコーラスをしているかのように感じました
『戦火に怯え、寒さに震える子供達に届けたい』
このフレーズが、
シュヴァリエの皆さんの声で
『音楽と距離が出来てしまう悲しさを感じている先生に、先生への変わらぬ愛を届けたい』
って聴こえてくるし、
加藤修滋さんの幻聴コーラスの声は
『自分がいないことに不安や淋しさを感じる君達へ、そばにいるよと伝えたい』
みたいに聴こえてくる私は重症でしょうか……(/ω\)
涙と笑顔に包まれたフィナーレ、
皆さんやり切った達成感と、この教室でのめぐり逢いに対する感謝と、シュヴァリエと言う名前がなくなってしまう悲しさと、
色々な感情が飛び交っていたと思います。
それでも、割れんばかりの大拍手にこの日のステージが大成功したことを感じて、アヤネも嬉しくなりました
最後の教室集合写真は、寒さと闘いつつもエルムの外で!
フランス文化勲章シュヴァリエのメダルと賞状を手に撮影しました(^o^)/
夜は打ち上げにお呼ばれいただきまして
コロナもあったから、いつぶりか思い出せないくらい久しぶりの打ち上げの場。
お料理はどれもとても上品な味で美味しすぎましたヾ(≧▽≦)ノ
そして、、、、、、
アヤネ、、、、、、
大号泣
今回の発表会にあたって、加藤修滋さんが練習風景のビデオを見ながら全員にアドバイスを書いたんです。
長時間ビデオを車イスに座って見ることは中々大変で、
しかも見ながらひとりずつコメントを左手でメモするってのも大変で、ひとつひとつはとても短い文章でした。
でも、その短い文章に書かれた事を皆さんが忠実に守って、
短文の裏にある加藤修滋さんの思いも汲み取って、
シュヴァリエの生徒であるという誇りを胸に歌い切ったなんて…
そんなん泣いてしまうじゃないかーーー(ノД`)・゜・。
そう、私、涙もろいんす。
お見苦しいとこをお見せしてしまいましたが、
これは私にとって必要な涙なので許しておくれ
帰りの足の事までご配慮いただき、気遣い隊長な幹事さんに感謝☆彡
とても大切な思い出の一日となりました◎
シュヴァリエ教室ファイナルへお出かけ頂きました皆様、
ありがとうございました
シュヴァリエ教室はなくなりますが、
その思いを引き継いで皆さん歌い続けて行ってくれると思いますし、新しい教室等も近々ご案内できると思います♪
乞うご期待(・ω・)ノ