エルム・スタッフのアヤネです★
先日、12月8日(火)に今年ラストの平和希求ライブ<マチネ>
がエルムで開催されました★
区切りよく第25回目
出演したのは…荻野和子さん
そう、本来は6月に開催するはずだったのですが…
コから始まるあやつのせいで延期に延期となり…
でもでも、なんとか今年中に開催できてよかったーーー
荻野さんがね、始まる前に言っていたのです。
『微笑みとユーモアと、あきらめない気持ちを大切に歌います』って◎
今回のステージはまさにそれを強く感じて、
アヤネは色々なことを学ぶ機会となりました!
荻野さんはいつも朗らかで、まわりをほっこりさせる達人で、
でもめっちゃめちゃ色々なことを考えてるザ・気配りの人
歌に対してもそうで、
この歌はこういうイメージで、次の歌はこうやって歌ってみようとか
アプローチの仕方を曲ごとに変えながら工夫して歌うから、
何曲聴いても、似たようなメロディーが続いても飽きない
それって、実はすごいこと◎
その工夫がわざとらしいとしらけちゃうけど、
荻野さんはめっちゃナチュラルにやっちゃうから、
ひとつのステージで、何人もの歌手が歌ったように思わせる
引き出しの多さは荻野さんだからこそ為せるワザです
今回は平和希求ということで、まず初めに選んだのは
子供に語りかける「プチ・フランク」!
最初から最後まで優しい眼差しで、まさに“目は口程に物を言う”
ですね
かーらーのー、今度は子供ではなく戦争を経験して年齢を重ねた
女性の気持ちを綴った「誇り高き人生の灯」!
未来を担う子供を思い、年配者の経験談につなげる選曲で
永遠なる<平和希求>のテーマを歌い上げます◎
荻野さんの声は温かく優しいのですが、大事な歌詞の部分では
とてもハッキリと強く発声するんです。だからこういうメッセージソング
を歌ったらドンズバ
「涙」なんか、もう第一声から透明感のある慈しみの歌声に
耳が吸い寄せられて、聴き進めるほどに胸打たれる感覚◎
そして胸が熱くなったところで、
「ヒロシマ」を歌いだす………これがまた、それまでの雰囲気と
ガラっと変わり、戦争の悲しみ・嘆きを包み隠さず吐き出して
訴えかける姿に、<平和希求ライブ>の意義を強く感じました!
前半最後は、
和子劇場へようこそとばかりに、演じ歌う「アコーディオン弾き」
大げさな身振り手振りはあまりせずに、
声の強弱・間の取り方・視線・上半身の動きで
3分間のドラマをお届けし、大きな拍手が起こりました
後半は上品な紫色のドレスに早着替え
この衣装、実は後ろがすごいんですよガバっとあいちゃってます
写真無くてざんねーん
このドレスを着て、おもむろに椅子に座って静かに歌いだしたのは
「それぞれのテーブル」。
主人公になりきり、さみしそうな斜め顔がとても印象的
立って歌うのと座って歌うのでは目線もかわるし、
声もいつもより出にくいはずだけど、そこは練習の成果が出て
めっちゃナチュラルなカフェの一コマでした◎
「小雨降る径」は、人気曲でけっこう出だしをドスのきいた声で歌う
人が多いように感じていましたが、荻野さんはとてもしっとりと
本当にしとしと降る雨を見上げて歌っているようで、
こんな歌い方があるのだと新しい発見が出来てアヤネ嬉しす
荻野さんの「やさしさ」を聴きながら、アヤネはあることを思い出して
いました……
フランスでジャクリーヌ・ダノに会ったとき、日本人歌手の歌う
「やさしさ」を聴いてダノが私に言ったアドバイスがあります。
荻野さんの歌は、それに近いものだったと感じました
どんな内容だったかは……直接お会いした時にでも
幼少期に最愛の父を亡くされ、苦労しつつ過ごした日々を語り
「赤い風船」を歌う姿は、人生と歌を重ね合わせていてとても
胸にせまるものがありました!
そして最後は、2019年シャンソン・コンクールの受賞曲=
「愛しのジョジョ」
さすがですそりゃ受賞するわ
と心の中で拍手を贈るワタクシ。
ってか、当時よりもずっとパワーアップしてる
表現力、歌唱力の高さをあらためて感じるステージでした
そしてお決まりのアンコール
一番自信のある一曲をもってくるのかと思ったら、
なんと最近覚えたばかりの歌
ってか、これリクエストしたのアヤネなんだけどー★★★
クロード・ポヴィヨンとジャンピエール・メナジェの新作=
「懐かしの庭」
荻野さんのねぇ~「母」の言い方が好きなのです。
歌を聞くってより、母への感謝の手紙の朗読って感じで、
すごく温かい気持ちになるの
思えば、1曲目は大人から子供へのメッセージソング。
アンコールは子供から母へのメッセージソング。
なんと説得力のあるプログラム
たっくさんの拍手が起こり、大盛り上がりで幕を閉じました◎
ステージを終えてリラックス笑顔の荻野さんが可愛い
実は今回のステージは、アヤネ的にも色々とありました
あーすれば良かったとか、これをしなければ良かったとか、
そんな反省がグルグルぐるぐるグルグル頭をめぐるのですが、、、
荻野さんの諦めない気持ち・前向きさに支えられて
まわりを大いに巻き込みながら心ほっかほかのステージと
なったことに、大感謝です
大迫力の大満足のステージ、
リラックスムードの癒しのステージ色々ありますが、
でも今回のステージは勇気をもらえるステージ
暗くなりがちな日々の中、たくさんのパワーをチャージできる
ステージ
そんなことを実現しちゃう荻野さんの人柄の魅力を
あらためて感じた一日でした◎
ご来場いただきました皆様、ありがとうございました★