あとは、
人は、インプットする時より、
アプトプットする時の方が、
得る物が大きい。


なぜなら、アウトプットする時に、
必要性」が生まれるからだ。

人は必要なことに必死になる。

コードを書くときは、
1文字1文字、すべての文字に意味がある。

アルファベット、スペース、「;」という記号・・・
たったひとつでも必要なものを書かなかったり、
たったひとつでも余計なものを書いたりすれば、

コンピューターからは、
エラーがでて、実行されない。

厳密に書かなければいけない。

だからこそ、正しく書こうという「意思」が生まれる。

せっかく文字を打ち込んでいるのに、
パソコンから赤い文字のエラーが出て、
何も動作しなかったら、
かなりのフラストレーションになる。


これを避けたいがために、
厳密に間違いなく打ち込むことに、必死になる。

それが「必要性」だ。


やりたいことを実行させるために、
どう書けばいいのか、

エラーが出てるのは、
どこが間違っているのか、

それを解決する知識を求めて、
本を調べたり、ネットを調べたりして、
ただしく書いて、
ただしく動いた時に、

「よっしゃっあ!!」
と大きな喜びが生まれる。

その瞬間に「ピン」とくるのだ。
「なるほど」と、
「こういうことか」と。


「動くプログラムはこう書けばいいんだ!」
という、発見と納得が生まれる。

その瞬間に、打ち込んだものが、
自分の血となり、肉となるのだ。


この繰り返しで、
作業をすすめていくと、

以前分からなかったことが、
いつの間にか分かっていることに気付く時が来る。


結局自分は同じことを繰り返していて、
その共通することは何なのか、
基本となる事柄は何なのか、

本に書いてあったことが、
腑に落ちる瞬間が来る。


それは、繰り返しの蓄積で、
動くプログラムの書き方が頭に入り、
その事例から共通点が発見できることによる。


独学でのプログラミング習得に重要なことは、
「とにかく先に進めること」
「身に付くまで繰り返すこと」
「アプトプットすること」