神さまは、イスラエルの初代王にサウルを選ばれた。

 

サウルは裕福な農夫キシの息子で、「若くて麗しかった」と聖書には書かれている。

またイスラエルで一番背が高く、イスラエルで一番の美男子だったとも書かれている。

 

ある時、キシの雌ロバがいなくなった

そこで彼はサウルにしもべと共に雌ロバを捜しに行くようにと言った。

 

雌ロバは農家にとって大事な財産。

絶対に見つけないと思い、サウルたちは頑張って捜すんだけど、なかなか見つからず・・・

それでとうとうサウルはしもべにこう言う。

 

「お父さんは雌ロバより私たちのことを心配しているはずだから帰ろう」

 

決して面倒になったから諦めたのではない。

父親の愛情を知っているからこそ、「帰る」ことを選択したのだ。

 

お父さんは「見つかるまで帰って来るな」っていう人ではない。

息子やしもべのことを大切に思う人なんだよね。

 

 

けれども、そんなサウルに対してしもべは

「ちょっと待ってください」と言う。

 

「神の人(預言者サムエル)がこの町に来ているから、彼にきいてみましょう」

 

このしもべは、サウルとキシのことが好きなんだと思う。だから、役に立ちたいんだろうな。

だから、「やった、やっと帰れる」とは思わない。

 

しかし、サウルは

「でも、神の人に聞きに行くのなら、贈り物なし・・っていうのはまずいよね」

と困り顔。

 

「そういうこともあるかと思いまして、ちゃんとお金を準備してました~(^-^)」

気が利くしもべさん。

それを見て安心するサウル。

 

そんなこんなで二人はサムエルのもとに行くんだけど、彼は「あなたは神に選ばれた王」だというお話をしちゃう。

雌ロバより、そのことを告げる方が大事~みたいな・・・・💦(^^;

しかし・・いきなりそんなことを言われても・・・とパ二くるサウル・・・

 

けれど、素直なサウルはサムエルの言葉に耳を傾ける、そして、彼なりにその事実を受け入れていく。

 

ちなみに雌ロバは見つかっているとのこと(byサムエル)

で、サウルパパは

「雌ロバのことはいいから、それよりうちの息子たちは~?!(;´Д`)どうしよう~」と、お嘆きになっているご様子・・・💦

 

サウルの思った通り・・・

お父さんは心配性・・・

だから、サウルは「帰ろう」って言ったのよね。。。

 

だけど、優しいお父さんでいいね。うらやましい。

サウルも優しいね。「心配するお父さんを心配する」優しい息子。

しもべにも威張っていないし。

 

でも、優しいだけでは王は務まらない。

 

サウルは王になってから変わっていくんだよね・・(/_;)

最初は謙虚にサムエルの言葉に従ってたんだけど、それができなくなり、暴走してしまうようになる。

それでサムエルと不仲になる。

 

それから、心が病んで壊れていく。。。

 

神に選ばれて王になるって素晴らしいことなんだけど、サウルは特別な人になるより、「普通の男の子」でいる方が幸せだったんじゃないと思ってしまうことがある。

見た目のいいお坊ちゃまだったんだから、、、

何も王にならなくても・・・って感じ。

 

平凡な、ありふれた人生の方が幸せだったのではって思っちゃうけど。。。

選ばれたら、それに応えていく生き方をしなくちゃいけない、、、だから大変。

 

サウルの場合、そんな彼を支えてくれる人がいたのに、その思いを振り払って暴走しちゃう。

 

神とサムエルは厳しかったけど、サウルのことを正しく導こうとしていた。

でも、サウルは「こんなに頑張っているのに何でわかってくれないんだ」と心を頑なにする。

違った方向に頑張ってたことに気が付けなかったのだ。

 

そして、サウルは、部下ダビデをの忠誠心を疑い、何度も殺害しようとした。それでもダビデはサウルを主の選んだ王として敬っていく。

息子ヨナタンは最後までサウルのことを見捨てなかった。けど、サウルは「裏切り者」だと罵る。

 

みんなの気持ちを理解できず「誰も私のことで心を痛めない」と勝手に傷つき、孤独になっていくサウル。。

 

いくら愛されていてもそのことに気が付かなければ幸せにはなれないね。

 

どうしてこの人はこうなっちゃったんだろう。。。

若い時はお父さんの愛を信じる思いやりのある人だったのに・・・

 

サウルの記事を読むと切なくなる。。。