cafebizenのブログ

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一人の老人が始めたこだわりのコーヒーへのチャレンジ

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 令和4年にもなって、悩ましい新型コロナに加えてウクライナとロシアの戦争の話題が連日テレビから流れ出てくる。日本だけが平和ボケしているのか、21世紀にもなれば、人類は少しは大人になって戦争なんてものは、この世から消えかかっているものとばかり思っていたら、とんでもない、世界中には、まだまだ多くの争い事やその火種がごろごろしているのだ。ウクライナの惨状を見せられて、あらためて気が付くのは、なんとも能天気なことよ。

 こんな事態を予想していたのか、いなかったのか、設定は独ソ戦というから第2次世界大戦のさなかな出来事、一人のロシア人女性スナイパーを描いた逢坂冬馬の「同志少女よ、敵を撃て」が第11回アガサ・クリスティ大賞を受賞した。本を手に取ると、かなりの重量感。読みたいのだがまだ手が出ない。

 前置きが長くなりましたが、この賞のネーミングにもなっているミステリーの女王、アガサクリスティの作品から英国でのコーヒーについて語ろうというのが今回の趣旨です。

 勿論、英国というとコーヒーよりも紅茶のイメージが強い。高貴なご婦人方が、アフタヌーンティーと称して、紅茶を手におしゃべりを楽しむ姿を想像してしまう。なのに、英国を代表する作家、アガサ・クリスティの作品には、盛んにコーヒーが顔を出す。顔を出すどころか、彼女の作品の中に、「ブラックコーヒー」という題名の作品まである。

 

 この「ブラックコーヒー」でも、あの名探偵ポアロが、灰色の脳細胞を駆使して犯人を追い詰めていくのだが、ここで、コーヒーが毒を入れる絶好の媒体に使われている。被害者は、淹れてもらったコーヒーを口にし、「今夜のコーヒーはばかに苦いな」とつぶやき、その後、息を引き取るというわけだ。毒物を入れられてもコーヒーは本来苦いものというイメージがあって、うまく毒物を隠すのに都合がいいからあえて使ったのか。

 どうもそれだけではないようだ。クリスティの他の作品の中でも、「濃くて熱い」とか、「泥水のようにまずい」といった表現を使ってしばしばコーヒーが登場する(詳しくは、井谷善恵さんの労作「アガサ・クリスティ―とコーヒー」が参考になる)。ということは、コーヒーのたしなみが、彼らの日常になっていたから自然と使われたのではないのか。

 紅茶飲みの国、英国でもコーヒーは愛されている。そもそも英国人が紅茶に目覚めたきっかけ、というのが、17世紀ごろには、すでに英国国内の各地に流行っていたコーヒーハウスというところで最初に提供されたことによるというのだからビックリだ。そう、英国人は、紅茶がはやる前から、コーヒーを愛し、コーヒーを介して社交の場をつくっていたというのだ。

 ただし、当時のコーヒーハウスは、男性だけの世界だったようで、男たちだけの社交場として、そこでは、政治、経済が盛んに語られ、英国の文化、産業を盛り立てていったという歴史があったのだそうだ。

 勿論ジェンダーフリーの現代には、これはそぐわないので、今は、サードウエーブコーヒーを提供する新しいタイプのコーヒーハウスが各地に育ち、英国の幅広いコーヒー文化となっているという。

 ちなみに、伝統の英国紳士の代表、007ジェームス・ボンドも、大のコーヒーの愛飲者だそうだ。オッと、あのシャーロックホームズも、朝食にはサンドイッチなどと一緒にコーヒーがつきものだったっけ・・・

 

コーヒーに文化を。戦争のない世界で。

備前屋珈琲は、昨今の緊迫した時代にも平和と癒しをテーマに、美味しいコーヒーを提供していきます。

是非、一度お試しください。

 

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