猫伝染性腹膜炎(FIP)治療薬について(モルヌピラビル) | 保護猫カフェ『ねこかつ』@川越@大宮日進

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猫の不治の病のひとつとして

あげられるものに

猫伝性腹膜炎(FIP)という

怖い病気があります。

 

 

幼齢の猫がなりやすいと言われ、

数年前まではFIPを発症すると

もう諦めなくてはならないと

されていました。

 

 

※ 獣医ではFIPを診断されると、

ステロイド、抗生剤、インターフェロンなどの

治療になりますが、少しの延命にしかなりません。

 

 

ところが数年前に

主に中国から未承認の薬が

入ってくるようになりました。

 

 

しかし、

未承認薬であるがゆえに

その薬は非常に高額で

体重にもよりますが、

 

 

1頭の治療に50万かかるとも

100万かかるとも言われています。

 

 

そこで、FIPの治療をするための

クラウドファンディングなどが

多くみられるようになりました。

 

 

ねこかつでは

今までFIPの治療のために

ご寄付をお願いすることは

ありませんでしたが、

 

 

ねこかつで保護している間に発症した子

里親さまのもとへ行ったのちに発症した子

 

 

10頭にはならないと思いますが、

未承認の薬で治療して

完治した子たちがいました。

 

 

現在でもこの薬は非常に高額で

クラウドファンディングが

多く行われています。

 

 

先日、里親さまのもとへ

巣立って半年たった子が

FIPの診断を受けてしまいました。

 

 

この子は現在

「モルヌピラビル」という

人間のコロナ用の薬を用いて

獣医師と相談しながら

治療を行っています。

 

 

人用に認可された薬ですので、

普通に手に入る薬です。

 

 

また認可された薬なので

非常に安価です。

 

 

ただ、

まだFIPの治療用に

使っている動物病院は

ほとんどないのが現状だと思います。

 

 

里親さまのもとで

FIPウェットの診断を受け、

すぐに治療をはじめました。

 

 

投薬後2日目にして

食欲・元気が戻り、

1週間もするとパンパンに溜まった

お腹の腹水が消えました。

 

 

この子は現在治療中ですが、

血液検査なども良好に推移しています。

 

 

個人輸入サイトで購入すると、

3キロの子の治療にかかる薬代は

6千円程度にしかなりません。

 

 

猫がFIPになり

治療費が100万円かかると

言われてしまっては

諦めなくてはいけない人も

多いと思います。

 

 

まだ使われ始めたばかりの薬なので

副作用なども分かっていないことが多いですが、

諦めるくらいなら使ってみても

良いのではないかと考えています。

 

 

他のボランティアさんや

他の病院でも

この「モルヌピラビル」を使って

完治した猫が多くいるようです。

 

 

「モルヌピラビル 個人輸入」

で検索すると簡単に手に入ります。

 

 

もしものときのために

知っておいていただきたいですm(__)m

 

 

ちなみに、ねこかつでは

センターから子猫の引き出しをはじめたころ

たくさんの猫を保護するためか

FIPを発症する猫がたくさん出たことがあり

頭を抱えました。

 

 

※ このときはまだ未承認薬も出回っていませんでした。

 

 

FIP発症を抑えるため

先輩ボランティアさんのアドバイスにより、

保護猫たちの不妊去勢手術する時期を

体重2キロ近くになるまで遅らせました。

 

 

※ 早期不妊去勢手術ですと、体重1キロくらいで手術が可能になります。

 

 

因果関係は不明ですが、

手術時期を遅らせたことにより

 

 

毎年たくさんの子猫を

レスキューしますが

ねこかつで保護している間に

FIPを発症する猫は

ほとんどいなくなりました。

 

 

ですので、ねこかつでは

かなり大きくなってからでないと

里親募集ができなくなってしまいましたが、

手術時期を遅らせて

本当に良かったと思っています。

 

 

FIP対策のヒントにしていただければ幸いですm(__)m

 

 

 

 

 

クラウドファンディング、たくさんのご支援ありがとうございます。

引き続きご支援お願いいたしますm(__)m

 

 

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